5・31 光る針魚頭より食ふ、父めとらざりせばさはやかにわれ莫し : 塚本邦雄 〜〜無しならば宇宙も無しか父不在 5・30 船頭も饂飩うつなり五月雨 : 泉 鏡花 〜〜脱サラ蕎麦屋の
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 05・21〜05・25
5・25 個生命がかたちをかへて生きのびる言はばこのペットボトリズム : 江畑實 〜〜変態をくりかえし透けた少年 5・24 薔薇咲くや生涯に割る皿の数 : 藤田直子 〜〜不思議なけ
【 タイム食句】 05・16〜05・20
5・20 朝食の前の体操アルファルファ : 山本純子 〜〜ちびっこギャングおもいだせない 5・19 傘立てに三本の杖 おじいさん二人が「きょうの料理」見ている : 藤島秀憲 〜〜おかわ
『連句入門』東明雅著
『連句入門』東明雅著。 1978年発行。 20年以上前に読んだはず。 最近いろんな連衆と歌仙を巻いているので、 あらためて実践の上での疑問点を照合していきました。 「狂句こがらしの」の巻 この36句の作品鑑賞の詳細がされ
皮を脱ぐ音静かなり竹の奥 : 如洋
皮を脱ぐ音静かなり竹の奥 : 如洋 たまたまこの俳句をみつけた。 自然のエロスのみづみづしさがあふれてくる。 そして、翌日 たまたま、奈良の山奥に分け入ると この竹を発見。 皮を脱いでいる姿を覗き見してしまいました。
【 タイム食句】 05・11〜05・15
5・15 飢餓人口十億人の惑星に住みて耳食の多き起き伏し : 小角隆男 〜〜情報は口から尻へだだ流れ 5・14 頬被りしてそれぞれの昼にする : 攝津幸彦 〜〜サ
【 タイム食句】05・06〜05・10
5・10 筍が来てごろごろとしてゐたる : 水田光雄 〜〜獣衣(けごろも)まとひぬっそり笑ふ 5・9 ねっとりと濃く甘き闇迫りくる南の島の舌の分厚さ : 松村
『わが父 塚本邦雄』
塚本靑史『わが父 塚本邦雄』を読む会が 玲瓏歌会の後半にありました。 塚本邦雄は、1920年8月7日 生誕 その父 塚本金三郎は1920年12月4日 死亡 父の存在は わずか4ヶ月。 もちろん父の姿の記憶は全く無い。 子
【 タイム食句】 05・01〜05・05
5・5 右の眼と左の眼にて見て来たりバースデーケーキも祖父の遺体も : 加部洋祐 〜〜3D対応義眼能役者 5・4 おぼろ夜の伏せて人待つ茶碗かな : 島谷征良 〜〜円卓ふわりUF
・青山椒煮て日帰りの旅を二度 : 酔胡
食句塾 5月例会 兼題 : 佃煮 椅子 席題 : 憲法 ・五月三日の6Bで描く鳩 : 主水 ・憲法や修正液のへたりこむ : 飛白 憲法という席題はなんとも難題である。 ・糸噛んで粽ゆるゆる孕みたる : 案山子 ・青山椒