04/30 漁夫よ河にも星は満ちたりわがひとに請ふ血より濃き水のくちよせ : 塚本邦雄 〜星餐図 04/29 身にしむといふは春もよ昼目覚 : 高山れおな 04/28 象などに生
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【タイム食句 -2019】04/26~04/30
04/30 花冷えの寄せながら食ふカレーライス : 小野あらた 04/29 おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直 04/28 肉食の蜂や茶色の翅が反り :
『ほかいびと』
『ほかいびと』 井上井月は山頭火、放哉の放浪俳句の兄貴分。 8年ほど前、駒ヶ根に引っ越した友人を訪問した時に 偶然この俳人のことを知った。 駅前の井月そばのことだけ記憶にあった。 ナナゲイ、上映後のトーク。 主演・田中泯
【遭遇一句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 銃後といふ不思議な町を丘で見た : 渡辺白泉 04/24 さなきだに重きがうえの小夜衣わがつまならぬつまなかさねそ : 寂然法師 〜仮名手本忠臣蔵・横恋慕する高師直に宛てた顔世御前の返事 &nb
【タイム食句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 熟れてなほ青々として芒果はレインボーフラッグとならび揺れをり : 小佐野彈 04/24 二枚舌だからどこでも舐めてあげる : 江里昭彦 04/23 ある夕べ駄菓子売場に子としゃがみ
食句塾 季刊誌合評会
食句塾、 会場がハルカス近くに変わったから、 やよいちゃん前通過。 季刊誌合評会。 表紙は毎回<食>テーマのアート。 入れ歯のような宴会風景は 18世紀の画家、ピエトロ・ロンギ。 ヴェネツィアの栄耀栄華、ざんす。
【遭遇一句 -2019】 04・16〜04・20
04/20 かぐはしきゼロこそよけれ海から海あなたからあなたを引いたやうな : 山田富士郎 04/19 階段の丁寧にある花疲れ : 野口る里 04/18 それぞれの夜の終わりにセロファンを肛門
【タイム食句 -2019】 04・16〜04・20
04/20 たいくつなおんなですまぬ海苔を炙る : 外山一機 04/19 かくばかり鯛を食はば鯛の奴うらみつらむか或は否か : 平田春一 〜『歌人の行きつけ』田村元 04/18 水あれば飲み敵
【遭遇一句 -2019】04・11〜04・15
04/15 鳥の骨ねぶりて甘き桜かな : 高柳克弘 04/14 哲学(ひろそひ)はまづかなしみに萌せるとおもひのかぎり花を風うつ : 吉田隼人 04/13 春雨やものがたりゆく蓑と傘 : 蕪村
【タイム食句 -2019】04・11〜04・15
04/15 どうしたって生きてしまうこと思いつつ半身の安き鯖を買いたり : 辻聡之 04/14 擂粉木のあたまを遣ふはるのくれ : 中原道夫 04/13 頑張っている女の子とか辛いからわたしは