6・25 へうへうとして水を味ふ : 山頭火 ~~酔い覚めやらぬ夜明けの公園 6・24 骨の髄まで冷やされてはつなつのマクドナルドのトレイを戻す
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
山頭火と放哉 タイマン勝負
スーパームーン、 ぞわぞわと腕に剛毛がはえてきた。 満月をながめながら、 山頭火と放哉の月の句を並べてみました。 < ![endif]–> 月夜、あるだけの米をとぐ こんなよい月を一人で見て寝る
【タイム食句】 06・16~06・20
6・20 ひとつづつ交互に食べるたけのこの里よ 始発はまだまだ来ない : 秋月祐一 ~~てっぺんから淡竹かじれば富士匂う 6・19 夜が暑し何でトマトを煮て食はす : 有働亨 ~~焼
神生彩史の本歌取り
ちょっと調べることがあって 『塚本邦雄=百句燦燦』 を読み返しています。 昭和49年ですから、すでに40年前に出会った悪魔です。 高柳重信、橋本多佳子、西東三鬼。 みんなここではじめて存在を知って、 俳句の猛毒にはまって
【タイム食句】 06・11~06・15
6・15 すすりたればつめたき皿のしまはるる : 金子明彦 ~~マクドナルドの静もるタイム 6・14 まずかった気がするお茶はいま飲むとやはりまずくて飲む い
【タイム食句】 06・06~06・10
6・10 かみなりがのびてのびてひやごはんのうえにおとずれるしずかなこうふん:相原香月 ~~まないたにいかしろたえにむかれゆく 6・9 さうめんの水切る乳房揺れにけり : 宮本佳世乃 ~~流しそうめん谷間さばしる 6・8
・正坐して蠅叩きもつ父に耳毛 : 大象
食句塾。 ・俎板のない晩めし卯の花腐し : 磯菜 いまや俎板や包丁がないぐらいではおどろきません。 しかし、<卯の花腐し>のぬるだる感がこのキッチンには 充満していますね。 卯の花はおからです。 おからを卯の花というのは
【タイム食句】 06・01~06・05
6・5 かたつぶり酒の肴に這はせけり : 宝井其角 ~~たまに輪ゴムも食感がよし 6・4 そうめんのおいしい初夏ですするすると老いてゆくのは初期設定です :柳澤美晴 ~~フリーズで老人力を
【タイム食句】 05・26~05・31
05・31 われがもつとも悪(にく)むものわれ、塩壷の匙があぢさゐ色に腐れる : 塚本邦雄 ~~転生は貝紫の衣まとい 05・30 くちびるを噛みきるあそびプチトマト : 金原まさ子 ~~
大野道夫歌集をよみながら
現代美術が頓智になっておもしろくない。 では、現代美術は大喜利のようですね、というと 馬鹿にしてることになるのでしょうか? 答えが一つで、そこにおとしこんでいくのであれば、 な~んだ。とんちはわかってしまえばそれでおわり