7・25 ちち未生 はは未生 枇杷ぬれている : 男波弘志 〜〜雌雄分けなくいきものがたり 7・24 アサコールやらレミケードやらを兵站に戦ふかなしき大腸おもほゆ : 島田修三 〜〜ゆるゆるとぬらぬら変わるこのくらし 7
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
ハモニカ と うな次郎
祇園祭、後祭りの宵山 よりによって、山鉾のど真ん中で句会。 俳句甲子園出身組の20才台がどやどや、 平均年齢ぐっと下がって、うれしいね。 酒のアテが気になって、俳句どころやありません。 <ハモニカ>、てなんや? 鱧似寒。
【 タイム食句】 07・16〜07・20
7・20 雨ごもる一日のひぐれ隣家にかすかに皿の割るるひびきす : 高野公彦 〜〜ハレとケとどちらにもあり惨劇は 7・19 かきごおりあたまのてっぺんかねがなる : おがわみな 〜〜あたり見回してテロと気
【 タイム食句】 07・11〜07・15
7・15 剥がしても脱がしてもまだキャベツ : 大森案山子 〜〜虫つき野菜で虫養い 7・14 油淋鶏きみが言ってた「淋しい」の理由を咀嚼できずに飲んだ : 中山俊一 〜〜ビシソワーズ前に食感は指先で
【 タイム食句】 07・06〜07・10
7・10 ちゃんとわたしの顔を見ながらねじこんでアインシュタインの舌の複製 : 平岡直子 〜〜おやつどき3Dモデルでセックスを 7・9 金色に茗荷汁澄む地球かな : 永田耕衣 〜〜宇宙船内食感大事 7・8 ジャングルの夜
虹霓のこと、ゴーリーのこと
食句塾7月例会 ・高層に住み霓(にじ)の裂れ曳く金魚 : 翠胡 霓(にじ)とは? 虹のこと。調べるとおもしろい。 虹は龍。神聖は霊獣。 その虹にオス・メスがあり、それを虹霓という。 天気が良いと、虹がでたその外側に配色が
【 タイム食句】 07・01〜07・05
7・5 日焼けした姉妹キューピーマヨネーズ : 工藤恵 〜〜浜辺ポテサラらっきょうどっさり 7・4 ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子 〜〜監禁のなにほどのことあらむ世に 7・3
【 タイム食句】 06・26〜06・30
6・30 男色はさはれ薄暮と黄昏のけじめもの憂く枇杷熟るるなり : 塚本邦雄 〜〜花腐し眠るをのこの燻製香 6・29 はっはっと犬走り寄る枇杷の色 : 冬野虹 〜〜向こうから滲みはじめる虹 6・2
【 タイム食句】 06・21〜06・25
6・25 大夕立ひかりものより平げし : 中原道夫 〜〜雷の玉握りつぶして 6・24 希少糖ひとさじ加へ百合の香のあらぬ百合根は口中に咲く : 秋谷まゆみ 〜〜緩慢な自殺遂行ダイエット 6・23
【 タイム食句】 06・16〜06・20
6・20 火の国のほむらいろなすさくらにく箸にはさまばけむりと消えむ : 堀田季何 〜〜やわらかき象の耳たぶしゃぶしゃぶと 6・19 さびしくて梅もぐ兄と睦みゐる : 飯田龍太 〜〜焼酎はやめウ