食句塾。「天上のすり鉢こぼし花吹雪」「啓蟄に高層マ ンション落とし蓋」。スケールがでかい。最後に作者を 明かすと2作とも麻天茶。「糖尿やわたがしのゆく弥生 空」しみじみ玉庵。「蕗の薹小鉢所望のひとり客」翆胡。
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
食句塾「今回のこれ1番」第1〜100回
●第1回(1998.8.27開催) クレパスのすいかではじまる絵日記帳 (伏兎) ●第2回(1998.10.1開催) 一ミリの十分の一を雨がゆく (磯菜) ●第3回(1998.11.5開催) 峡の湯に茸鍋と月の贅 (翠胡
食句塾。「角餅の角削ぎ落とし京雑煮」三甫。雑煮は全 国様々。嫁と姑の争いに京都の意地悪さが効いている。 玉庵の読みのおもしろさに爆笑。正月らしく絵的にも美 しい句を天に選出。「笹鳴きを残す障子や祝い膳」菜摘。