2・15 高校生カップルの削るロングパフェに隠れ給える誕生釈迦像 : 笹公人 〜〜べつべつにあるきだそうよ唯我独尊 2・14 うどんつるつるつると共に老い : 谷口幹男 〜〜き
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】02・06〜02・10
2・10 フーコーの拳(フィスト)ギリシャは腸(わた)温き : 関悦史 〜〜ろくろ首のスカルで遊ぶ 2・9 ひさかたの雪の白さの握り飯なぜか記憶のメロスは全裸 : 雪舟えま 〜〜約束を似非認知症また
<ふらんす堂通信>
<ふらんす堂通信> HPはのぞいたことはありますが、 ほんのたまに。 だれかのツウィッターで、この季刊誌のことを知りました。 早速、会員申込み。 138号、139号を読む。 俳句総合誌や結社誌から面白い原稿を選抜紹介して
【 タイム食句】02・01〜02・05
2・5 ひとり居て卵うでつつたぎる湯にうごく卵を見ればうれしも : 斎藤茂吉 〜〜立春すぎ立ちっぱなしの半熟 2・4 友死すや啜りて牡蠣のうすき肉 : 小澤實 〜〜腕に刺さったヘロイン
・味噌汁に何か入っている余寒 : 主水
歌会と句会がつづいた。 玲瓏の関西節分歌会。 所属結社の歌会も長い間欠席していた。 この西宮での歌会は初参加。 玲瓏以外の出席者が多くて新鮮。 後半は塚本慶子『花零れり』の読書会も。 ・放っておけ赤子は南へ歩き出すぬれた
上野千鶴子の俳句
俳句関連で、上野千鶴子によくぶちあたる。 アナホリッシュ国文学 特集「俳句の近代は汲みつくされたか」 鼎談 上野千鶴子・齋藤愼爾・江里昭彦 恩田由侑布子は『余白の祭』 <反転するダイナミズム>で 京大俳句終刊号・1983
【 タイム食句】 01・26〜01・31
1・31 熱燗のいつ身につきし手酌かな : 久保田万太郎 〜〜ご返盃など欲しくはないが 1・30 空心町葛屋喜兵衛の夕明り淡雪羹墓石のかたちに : 塚本邦雄 〜〜ガリガリ君かじ
【食句塾】季刊誌合評会
食句塾季刊誌合評会。 ・一杯も十杯目もかたい冬の耳 : 磯菜 酔っ払うと、すぐキスしたがる奴。 そうかとおもうと、やたら隣の人物の耳に かみつく妙な癖のやからもおった。 ・千両の一粒座る三段目 : 咲也 歌舞伎三段目、千
【 タイム食句】01・21〜01・25
1・25 コロッケのがしやと置かるる雪催 : 野口る理 〜〜即かぶりつき天神さんへ 1・24 2cmの蕎麦が鼻から出たことを伝えたくなり伝えてしまう : 中島咲 〜〜あんかけのきつねとたぬ
【 タイム食句】 01・16〜01・20
1・20 立食いのまはりはうどん啜るおと蕎麦すするおと差異のさぶしさ : 小池光 〜〜ナポリタン昭和はるけしケチャップ味 1・19 めくり食ふ千枚漬とかなしみを : 眞鍋呉夫 〜〜サーモン