暑い熱い食句塾。 ・それは聞かなかった事に蝉しぐれ : 案山子 ・遠目にもガリガリ君とわかるなり : 主水 ・遠雷や刺青を消すうめきごえ : 胎蔵 題は【菓子】【遠】【節電】 岸和田の老舗 豆板の『福板屋』閉店
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【タイム食句】 08・01~08・05
08/05 小匙より大匙いつも不安なり : 阿部青鞋 ~~スプーン2杯の自殺願望 08/04 主人公
・眼前にとまりしバスを嗅いで乗る : 阿部青鞋
・眼前にとまりしバスを嗅いで乗る ・手の腹はまだよく知らぬところかな ・額縁屋額縁だけを売りにけり 暑くて眠れないよるには、 こんな奇妙なテイストを 夢の舌にのせてみます。 阿部青鞋。せいあいと読みます。 鞋はくつ、わら
【タイム食句】 07・25~07・31
07/31 不安なる今日の始まりミキサーの中ずたずたの人参廻る : 塚本邦雄 ~~ミキサーに金魚を飼える赤い昼 07/30 大いなる舌が天から垂れさがり
【タイム食句】 07・21~07・25
07/25 あの海老を食はむに海老の皿遠し千里も遠しパーティの席 : 岩田正 ~~立食の隣のグラスをのんでいた 07/24 豚舎の男へ夜涼一万一千人の鞭
『俳句いきなり入門』 千野帽子
*川柳は「あるあるネタ」。 *川柳は意味がわかることが大事で、 俳句はよさがわかることが大事。 *美意識(良し悪しの基準)がいつも隅々まで はっきり固定しているのは、なんだか退屈だ。 『俳句いきなり入門』 千野帽子 もや
【タイム食句】 07・16~07・20
07/20 かき氷味無き場所に行き当たる : 小野あらた ~~白玉爆弾行方不明に 07/19 鰻の中につまる鰻の底力うねりやまずも麗らかなれ
田村元の歌は、うまい居酒屋を知っている。
酒飲み、呑んべえの短歌は多い。 酒は静かに飲むべかりけり、の牧水を筆頭に 吉井勇、山崎方代、石田比呂志。 現役は佐々木幸綱、高野公彦。 豪快派とうまいアテ派にわかれる。 さて、最近の若手は、酒どころか食も貧困。 はじめて
【タイム食句】 07・11~07・15
07/15 新しき冷蔵室にともろ青く淡き灯はLED何を誘える : 松山慎一 ~~氷室というすずしき言葉お蔵入り 07/14 金銀の蠅をいとはず魚干す
・水性と油性ぶつかる裸まつり : 磯菜
食句塾。 新人加入。 兼題 : 焼く 星 席題 : 祭 ・食パンは四時に焼けます散水車 : 翠胡 けだるい午後。日常のくりかえし。 「午前四時だと思った」。 「5時6時まで勤めているほとんどの生活者には、 こんな時間にパ