カテゴリー: 短歌・俳句周辺

『よっとこどっこ』 漁村、湊町あたりに伝わる放浪芸があります。 えびす様の人形（でこ）まわしが 家家にとびこんでは、わはっはっ、 笑いながらお金をもらいます。 そのときの口上だそうです。 小黒世茂の第四歌集のタイトルにな

『ユリイカ』 最近は、俳句の世界に気持いい波風をおこした 特集がありました。 ある人の机の上に、８月号『野見山暁治－絵とことば』 がおいてあります。 なかのエッセイに＜二枚の手＞。 ・・・手だけの絵を今までに二枚描いてい

08/31 枝豆に塩たッぷりとふりしかな                                                           　：　久保田万太郎 ～～力士気分でむんずとつかみ 08/30

08/25 枝豆や村に娶らぬ男増え　                                                                   ：　塩原英子 ～～酒もやらねばなんのたのしみ 08

俳句はおもろい。 とがった句、わけのわからん句。 こわい句。やられたぁの句。 やっぱり、すけべえ句は味があります。 エロにはかならず笑いがにじんできます。 大迫弘昭さんの俳句をいくつか。 ・すててこにすぐになつたる逢瀬か

08/20 銃弾を箸につまめば店員が銃を差し出す「それ〈当たり〉です」　   ：　染野太朗 ～～肉食で肉弾好む吉野家繁昌 08/19 裂かれたる穴子のみんな目が澄んで　                          

08/15 油屋にむかしの油買ひにゆく　                                                         ：　三橋敏雄 ～～時間が醸すたましいの味 08/14 やはらかなて

パソコンの動きが遅くなってきている。 フリーズしやすくなってる。 バグがふえてる。やっかい。 夜中にパソコンにむかってると、 昼間よんだばっかりの 山田航『さよならバグ・チルドレン』の 歌の光景がうかんできた。 ・やはら

08/10 桃ひとつをさめて重き身の芯はそのままひやり夜へ傾く　                 ：　今野寿美 ～～うしろからおおいかぶさるうぶげあり 08/09 夕刊をはらりとたたみ冷奴　               

暑い熱い食句塾。 ・それは聞かなかった事に蝉しぐれ　：　案山子 ・遠目にもガリガリ君とわかるなり　　　：　主水 ・遠雷や刺青を消すうめきごえ　　　　：　胎蔵 題は【菓子】【遠】【節電】 岸和田の老舗　豆板の『福板屋』閉店