10/15 身に入むやQの文字打つ薬指 : 川里隆 10/14 一本の滝あるやうに秋の陽をあびてバス待つ痩身のひと : 川野里子 10/13 爪も木もビルも月へと伸びゆけり : 山田牧 &nb
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【飲食一句 2024】2024/10/11~10/15
10/15 宇宙飛行士(アストロノオト)も宇宙へもちてゆきたりし食欲よ僕も飢ゑて秋ゆく : 鈴木加成太 10/14 長き夜は蒸留酒より醸造酒 : 種谷良二 10/13 鮭の皮残さず食べる川底の
【 アートな一句 −2024】2024/10/11~10/15
10/15 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 : 岡野大嗣 10/14 観音の臍虫の音に息合わす : 小川軽舟 10/13 二階建ての数式が0へ着くまでのうつくしい銀河系のよりみち : 鈴木加成太 &nb
【遊行一句 −2024】2024/10/06~10/10
10/10 原町にめしい二人が杖とめて秋の夕べをなに語るらむ : 落合直文 10/09 独り占めか一人ぼつちか大花野 : 金子敦 10/08 さいごにみる窓がどこかにたぶんあつてこの層雲をだれ
【飲食一句 2024】2024/10/06~10/10
10/10 神の旅寒流の魚色深む : 小澤實 10/09 つやつやのマロングラッセ本当は慣れてはいけないものにも慣れて : 松野志保 10/08 いきいきと秋の燕や伊勢うどん : 西村麒麟
【 アートな一句 −2024】2024/10/06~10/10
10/10 すなあらし私の頭は無数の斜面 : 夏石番矢 10/09 水彩を油彩に変えるのにも似た無理強い、してもいいけどしない : 小島なお 10/08 淋しさや釘にかけたるきりぎりす : 芭蕉 ~『俳諧草
【遊行一句 −2024】2024/10/01~10/05
10/05 百方に借りあるごとし秋の暮 : 石塚友二 10/04 供述は意味不明という容疑者のニュースまぶしい社員食堂 : 石畑由紀子 10/03 長き夜を隣人は釘を打つてゐる : 佐藤春夫 〜『能火野人十七音詩抄』 1
【飲食一句 2024】2024/10/01~10/05
10/05 めにはみえないナイフがうすくむいていくりんごの皮のようなこねこを : 三上春海 10/04 白飯を汚さずに食ふ星月夜 : 飯田晴 10/03 目瞑ればはるけき心地くれなゐを柳宗理の小鍋に煮つつ : 門脇篤史
【 アートな一句 −2024】2024/10/01~10/05
10/05 女子たちが連弾をした鍵盤に朝の子犬のようなぬくもり : 千葉聡 10/04 欄干に手拭青き宿の秋 : 竹久夢二 10/03 骰子の七の目紛れ込ませしか 草間彌生の水玉オブジェ :
【遊行一句 −2024】2024/09/26~09/30
09/30 でも追憶に刃を。痛むならそこはまだ手放すべきでないこころの地 : 井上法子 09/29 空箱を畳む 秋晴 安楽死 : 関悦史 09/28 権力には権力なのか澄みきった湯に喉笛を沈ませてゆく : 江戸雪 09/