2027/03/05 紙の雛折りて少女の虚言癖 : 川原風人 2027/03/04 囀れる言葉狩りまた許されて : 花尻万博 2027/03/03 経糸と緯糸が見え古雛 : 小野あらた &nb
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<アートな一句 2026> 2026/03/01~03/05
2026/03/05 時計欲るこの春何か大いなるものにふれむ豫感す 空は空(くう) : 水原紫苑 2026/03/04 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る : 能村登四郎 2026/03/03 I
<アートな一句 2025> 2025/03/01~03/05
03・05 えんぴつ一本どれだけの蝶描けるか : 小池康生 03・04 古い夢にきょうは新しい人がきてそっとヘッドフォンをはずしてくれた : 左沢森 03・03 折りあげて一つは淋し紙雛 :
<遊行一句 −2027> 2027/02/26~02/28
2027/02/28 平成は静かに貧し涅槃雪 : 西村麒麟 2027/02/27 夜に咲くために菫は帽子屋へ : 小津夜景 2027/02/26 この椿いつも室外機に吹かれ : 岸本尚樹
<遊行一句 −2026> 2026/02/26~02/28
2026/02/28 その上を飛ぶ鳥はみな死ぬという一樹そのかたわらを子らゆく : 佐藤弓生 2026/02/27 あかつきをいちはやく知る虎の耳 : 夏石番矢 2026/02/26 数独を解
<遊行一句 −2025> 2025/02/26~02/28
02・28 薔薇の芽のあやふく父となりにけり : 塚本邦雄 〜『火原翔 俳句帖』 02・27 攻めなければ、感情の丘。この靴をこころのように履きふるしつつ : 大森静佳 02・26 遠来の客
<飲食一句 2027> 2027/02/26~02/28
2027/02/28 衰ひや歯に喰ひあてし海苔の砂 : 芭蕉 〜『己が光』 2027/02/27 韮臭き舌吸ひあふや下下の戀 : 高橋睦郎 2027/02/26 海苔あぶる手もとも袖も美しき
<飲食一句 2026> 2026/02/26~02/28
2026/02/28 辛子明太子恋猫藤圭子 : 曽根主水 2026/02/27 父の撒くポップコーンを鳩が食ふついでに父も食はれてしまへ : 大村陽子 2026/02/26 さいごまであたまの
<飲食一句 2025> 2025/02/26~02/28
02・28 ひとり居て卵うでつつたぎる湯にうごく卵を見ればうれしも : 茂吉 〜『赤光』 02・27 体ごと振るフライパン春隣 : 木暮陶句郎 02・26 春たぶん最後の鍋の出汁を取るsapi
<アートな一句 2027> 2027/02/26~02/28
2027/02/28 紅梅であつたかもしれぬ荒地の橋 : 飯島晴子 2027/02/27 しら梅や北野の茶屋にすまひ取 : 蕪村 ・・・すまひ取:相撲取 2027/02/26 曖昧に踊り始める