「突然ですが5月に閉店します。 6月からシンガポールであらたなスタートです」 びっくり。20年の割烹繁盛店がなんで。 名残の蛍烏賊、河豚白子の碗蒸し、 走りの稚鮎、初鰹、そして最後に ふだんは打たない蕎麦が特別に。 息子
カテゴリー: 蕎麦周辺
別格の蕎麦狂人
古墳をめぐりながらのお花見。 いにしえから散りつづけてきたような想いにとらわれるが、 染井吉野の寿命はわずか60年とか。 ふと見ると蕎麦屋の看板、名前に覚えがある。 もっと辺鄙なところにあったような。 くぐり戸をあけると
三吟ですでに八巻目
おうろん屋さんで歌仙の打ち上げ。 三吟ですでに八巻目。 挙句(36句目)の果ての グダグダ呑み会がクセになって性懲りもなく。 首尾(起首・満尾)よくいけば酒がうまいのだ。 名残表 鰹節削りし父をいま真似る 酔象
郷土玩具の小幡人形(べこ)
五箇荘にはシーラカンスかピラルクのごとき 怪しげな鯉が群がる水路がある。 そんなケッタイな町並みにはへんな蕎麦屋がある。 ふるいお屋敷の大広間。 一番奥の床に土人形。郷土玩具の小幡人形(べこ)。 <手こね打ちうどん・手こ
金沢で春の蕎麦
「山が萌えはじめたら山菜、 海だって萌えて岩のりが採れるんですよ」 そんなセリフきかされたらたまらん。 岩のり蕎麦。能登の凛たる気が喉をとおりすぎる。 春なら、香り高い芹蕎麦も。 変わりそばはイエローの文旦切り。これはこ
オヨヨ書林
金沢、うららあったかい。 ぶらり21世紀美術館まで歩くことにする。 裏のせせらぎに沿って歩いてると、 オヨヨ書林って、なんかおもろそうな 古本屋にぶちあたる。 すぐ川をはさんで蕎麦屋あり。 カウンターは地元の常連でいっぱ
和菓子屋さんの十割そば
・・・和菓子をよりおいしく召し上がって戴くために 蕎麦をはじめました。 いやいや、酒さえあれば甘いもんなんか。 しかし、茶の湯でいえば茶会の席でまずは懐石、 さんざん食べて呑んでの亭主とのやりとりの後で、 主菓子と濃茶を
河内の<葉ごんぼそば>
大阪には<河内>という暗黒大陸がある。 春先は八尾の若ごんぼのシーズン、 その旬の野菜が自生する謎めく河内へ。 河内音頭を唄う勝新太郎、 ご存知、今東光原作「悪名」。 勝新、男の色気むんむん。 パチンコ「オロチョンパ」、
『時そば』と『時うどん』
おトイレにはいったら、 小三治の落語の音入り。『時そば』。 こんなとこでゆっくり聴く奴おるんか〜 上方なら『時うどん』。この噺、オチはおんなじでも うどんの方が設定にひとヒネリあり。しかも元ネタはこっち。 そういや、蕎麦