安田登『能』 『風姿花伝』読み解き切り口が鮮やか。 そして『奥の細道』から芭蕉の人物像に迫る サスペンスにまいりました。 この作者のものを読みたい。 新作『身体感覚で『論語』を読みなおす。』 <論語>に興味はないが、トラ
カテゴリー: 本 周辺
『バウハウスと茶の湯』山脇道子
山脇道子 『バウハウスと茶の湯』 バウハウス:予備課程での カンディンスキーの週一の授業や 専門コース・織物科の授業の詳細が 図版(全部で180点)で紹介されている。 これは興味のないものでも惹きつけられる。 バウハウス
『俳人風狂列伝』 石川桂郎
『俳人風狂列伝』 石川桂郎 テクスト論は、俳句なら俳句17音だけを享受する。そこに作者 はいらない。ロラン・バルトの提言ですね。短歌を読み解く際に、 作者の年齢、性別、犯罪者であろうとLGBTであろうと、一切関係 ない。
『陰謀の日本中世史』
『陰謀の日本中世史』 呉座勇一 陰謀論、フェイクニュース、 SNS時代にはいってますますひっかけやすくなっている。 心理学的要素も大きい。 歴史はいつも勝者が語り継いだもの。 その裏にいくつものデリケートな事実がある。
『上方落語史観』
『上方落語史観』 高島幸次 上方落語のネタから とんでもないエピソード、故事来歴が ポロポロこぼれでてくる。 古文書や歴史物語から引用、 解き明かす場合が多いのが通例やけど、 ひっぱってくるネタ元のカテゴリーが 現代風俗
『少林寺』 強さとは食べて寝ること
一番最近に買った写真集 『少林寺』 大串祥子 一番最初に買った写真集 『王国』 奈良原一高 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 『少林寺』 武僧は試合をしない。 佛の前に勝ち負けはない。 殺気とは無縁の、身体を通じた禅の体
司馬遼太郎記念館
自筆の表札 本名、福田定一。 小説家とも出会いのようなものがあって、 気になってはいるがなぜか読む機会がずれたようで。 国民的人気の司馬遼太郎とは縁がない。 『空海の風景』と『街道をゆく』の何編かぐらい。 たまたま河内小
「二〇〇五年冬」佐野洋子
『ぱっちり、朝ごはん』 寝る前に気楽なエッセイを。 一番最後は 「二〇〇五年冬」 おもわず姿勢を正して。 書き手は佐野洋子。 絵本作家でエッセイスト、と紹介がある。 『神も仏もありませぬ』で小林秀雄賞受賞。
『浄夜』『舎人の部屋』
萬月 どっぷり。 耽読。淫読。 このメタ小説をメタ映画化する ツワモノはおらぬか。 アレクセイ・ゲルマンが生きていたら。 『浄夜』『舎人の部屋』
2017年 ふりかえって (その3)
2017年 ふりかえって (その3) 【BOOK・CD】 =書籍 過酸化マンガン水の夢(谷崎潤一郎) 断片的なものの社会学(岸政彦) 罪の声(塩田武士) 舞台という神話(渡辺保) 神の値段(一条さゆり) 応仁の乱(呉座勇