トラモンティ展が大谷美術館で。 それにあわせて、イタリアで陶芸制作をつづけている 平井智さんと近代美術館の唐澤昌宏さんの講演。 ファレンツァという陶芸の街があって、そこでできあがった やきものは15世紀ごろからマジョルカ
曼荼羅をみてきて蝶のうかれよう
春の吟行。 らしく、当麻寺の桜の景色が モチーフにあらわれる。 ・二上の阿吽さくらに煽られぬ : 菜摘 ・金堂の屋根外したや桜咲く : 三甫 ・曼荼羅をみてきて蝶の浮かれるよう : 主水 二上山ふもとの仁王が桜の荒々しい
胎蔵が曼荼羅を二日連続で
食句塾、春の吟行は当麻寺へ。 桜の見ごろ。 近鉄は吉野にむけていくので、 途中の当麻寺でおりる人は 物好きな人だけ。 その中途半端ぶりがよろしい。 きのうは東寺で、ふつか連続の 曼荼羅。 俳号を胎蔵としたことによる、 お
空海はんの立体曼荼羅
空海は実在の人物なんでしょうか? エピソードができすぎてませんか? とくに青年期。 唐に渡り、極端な短時間で 密教の王位を伝授されています。 インドから中国へ滔々とながれてきた、 天変の宗教の権威づけがなされた奇跡。 桜
陶器もガラスもこわれて、ほっと
ついうっかり。 われるものです、 陶器やガラスってやつは。 骨董の価値は、まず年月をこえて のこってきた、という時間の値打ちです。 作り手がだれであるかの知識、情報よりも 自然、人為のいろんな障害をこえてきた 運命の強さ
渡辺松男さんの奇妙な味
渡辺松男さんに迢空賞が決まりました。 ・キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする ・平原にぽつんぽつんとあることの泣きたいような男の乳首 ・ひまはりの種テーブルにあふれさせまぶしいぢやないかき
春の献立【おぼろ夜の帆立】
<春-1:おぼろ夜の帆立> 春はおぼろ。 ほたての殻は ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を イメージして春のよろこび、なまめきがあります。 大きな殻に帆立、そらまめ、ゆりね。 やまいもと利尻昆布のだしで蒸します。 卵
キルムを織る村の女たち
骨董街の老松町に トルコキルムのお店が二軒もできていました。 金の陽になぶられて香り高い金ゴマの 産地、トルコには何年通ったことでしょう。 地中海沿岸には、ビザンチンやオスマントルコの 遺跡が無造作にあちことにころがって
堆朱の町、村上にいきたい
むかしの家やから、 お盆とかお椀とか つかわへんもんがいっぱい。 なんというのか、ふつうのひとが ああそうそう書いているうちにおもいだす、 フリーマーケット好きの俗物の知り合いがおって、 そいつに、やるわ、売ってきてえな