福岡伸一は旬のおもろい科学者。本来生物はメス。オス は使い走り。膣の割れ目を綴じた縫い跡が”蟻の門渡り”。 男が女に尽くすのは生殖行為が快楽と結びついたから。 できそこないの男たちへのご褒美が射精のスピード快感。 『でき
高額な現代アートの法的根拠となる一言は
『絶頂美術館』。19世紀後半、ラスキン対ホイッスラ ーの裁判。絵の具壺をぶちまけたような絵で、わずか2 日しか製作日数をかけていないのに高額な理由は?「そ の前の人生すべてを費やして得た知識と経験に対して」。 『絶頂美術
『社長さん! 銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ!』
タイトルの付け方が勉強になるなぁ。新幹線に乗るとき とか、つい買って降りるときには捨てていくにはピッタ リ感がある。きのうまで、銀行ってお年玉預けに行くと こと思っていた経済低能レベルなので参考になりました。 (本の編集
ニンニクは犯罪の匂い
食句塾の兼題は<大蒜>。「大蒜や共犯の美味目交ぜす る」「蒜酒針千本の嘘醸す」「にんにくやサド侯爵の指 で剥く」など悪のイメージの句が続出。そのせいか最終 は「看護婦の鶯餅を小走りに」の淡いスケッチが食句賞。 (食句塾)
蕎麦好きの蕎麦アレルギー
こそばかゆ〜い。医者の診断は<蕎麦アレルギー>。シ ョック。そういえば勇名を馳せた『なかじん』が蕎麦ア レルギーで閉店。わしもやっとなかじんクラスになれた。 隠してたら、親しい蕎麦屋のご主人もアレルギーと告白。 (なかじ
”Too late” 旅の適齢期
アノ『深夜特急』の回顧版制作ノート『旅する力』。そ の歳でしかできない旅がそれぞれにある。そして誰にで も<一世一代>の旅がある。期間の長さや距離の遠さに 関係なく、もう二度とはできない取り返しのつかない旅。 『旅する力
<甜酒>は蜜汁の如し
ちょっとしたご縁があって『創庵』に。いがぐり君のよ うに真っ直ぐなご主人。なにわ伝統野菜と旬の魚が料理 のメイン。金ごまだれのあしらいもうれしい。”旬膳甜 酒”がお店のウリ。繰り出される酒がことごとくうまい。 『旬膳甜酒
『あなたはなぜ値札にダマされるのか?』
スウェイの8つの法則。ブレるブレない。具体的でおも ろい。<報酬の可能性をちらつかされると、かえってモ チベーションが下がる>。意外。これはなかなか複雑な 心理学で、快楽中枢と博愛中枢の相反と必要燃料の問題。 (本)ht
風に桜桃(ゆすら)、陽に辛夷(こぶし)
夜明けが早くなった。ほの暗いところから淡い花が浮か び上がってくる。お向かいの家のゆすらはどこよりも早 く花をつける。出勤途中の十三公園はこぶし並木。一斉 に真っ白な小鳥が群れるように蕾がふくらむ。春の手品。 (ゆすら)
ホームラン方程式は<エネルギー=質量×速度>
清原の手のひらをみたくて『男道』を買う。投手から打 者に届くまでが0.44秒。バッターボックス上通過は 0.04秒。ジャストミートの点に球が浮かんでいる時 間はさらにその100分の1。命中は一瞬より短い刹那。 『男道』h