細かい粒子の蕎麦粉は10割でも簡単に打てるが香りが ない。『てる坊』から試しに1kgわけてもらう。粒子 は相当粗い。手挽きと同じような粒度分布に仕上げた新 タイプ。打ち上げた蕎麦に淡い緑がひそんで香りも強烈。 http:
『おとなの味』 : 平松洋子
食いもんエッセイなら開高健、山口瞳のサントリーコン ビの時代があったけど今時は勝見洋一と平松洋子。『買 えない味』は上質の詩集。『おとなの味』は向田邦子を 彷彿とさせる短編集。日本人の暮らしを活写。舌をまく。 http:
冬虫夏草 : 南方熊楠
鹿屋で<冬虫夏草>培養を見学。8万個の培地に菌が増 殖。ぞわぞわ。けったいな菌といえば熊楠。<のんじた け>として研究してる。冬眠中の虫の体内にはいりこみ 栄養を吸い殺しその死骸からはえる茸。シュールな悪女。 http:
すいおう(さつまいも品種) : ヘルシー菜
桜島の噴火に迎えられゴマ栽培で鹿屋に。昨年来ゴマ若 葉の収穫も委託している尾曲氏は育種の研究家。薩摩芋 のいろんな品種の苗の中でニューフェイスは<すいおう>。 炒めると空心菜風、軽いねっとりとつや。ヒットの予感。 htt
出西しょうが : 島根県斐川
口さみしくなって冷蔵庫をあけたら漬物がでてきた。2 月に道の駅で買ってそのまま忘れてた生姜の梅酢漬け。 ひねたかんじにみせて清涼感がある。昔のすったもんだ の恋愛沙汰をさっぱりとなつがしがっている感じの生姜。 http:
『感性のバケモノになりたい』 : 十文字美信
挑発、乱暴狼藉とわび、絢爛豪華の落差。汚れと聖のギ ャップ。アンソロジーだから一人のカメラマンとは思え ない百の美学が沼に突き刺さる雷のように表情を変える。 <林原>の低カロリー甘味料の広告写真が抱腹絶倒過激。 &nbs
今道子 : 写真集『Michiko Kon』
友人が引越することになってすっかり忘れていた本が手 元に戻ってきた。ずっしりの重さに、この写真家から受 けたエロスの触感がフラッシュバック。改めてみればグ ロテスクな眩暈も、とぼけたお笑いともいえるユーモア。 http:
臼挽職人 : 蕎麦の製粉機
「信濃屋そば製粉」。玄挽き、挽きぐるみ、さらしな、 など好みの粉が選べるので毎回打ちわけられる。たまに は石臼で自分で挽くがしんどい。小型石臼製粉機を発見。 ほしいなぁ。腕もないのに、道具そろえてどうすんねん。 http
松井良彦監督 : 「どこに行くの?」
前作『追悼のざわめき』は海外映画祭出品が決まりなが ら過激で上映禁止。映写技師が嘔吐。その前は『豚鶏心 中』。題だけで昂奮するが撮影は原一男。その監督の新 作を観なくてどうする。劇場は当然<シネ・ヌーボー>。 http:
立川談春 : 鮫講釈
”喜寿記念 桂春団治落語会”。29日夜は風喬、談春、 鶴光、南光。談春のあと鶴光「太閤と曽呂利」。講釈ネ タが2本続いた。捌き方も語り口も全く違うから気にな らんといえばそやけど、演じた側としてはどないな心理? http