フランスでは10月に。全国の小学校でシェフや料理人 が担当。たとえば水だけをとっても、硬水軟水の違い、 微妙な塩分濃度の違いを認識できる舌を育てるのは大切 なこと。食の軽視が心の荒廃をおこしているのは明らか。 (味覚週間
『大阪豆ゴハン』の大阪のフツーのオトナ
『大阪ハムレット』の大阪弁もおもろかったけど、こち らはゆるゆるおとぼけ一家の大阪弁キャッチボールが絶 妙。大阪人を探る比較民俗学の資料価値あり。オトナの フツーの大阪人がハタからみたら奇妙。15年前の漫画。 (大阪豆ゴ
黒胡麻といえば丹波、金胡麻といえば播磨
元来国産ゴマは稀少価値がポイントでもあるが、ここに きて品質によるブランド化がすすんできた。白胡麻は喜 界島産であるが、白さ、粒のふっくら具合で<白喜界> のブランド価値ある原料は限定される。洋菓子にも採用。 黒丹波=『
「天皇は必ず先帝を否定する」保阪正康
幕末の孝明天皇は攘夷論。明治天皇は開国論で軍事主導。 大正天皇は反軍事の文人肌。昭和天皇は祖父明治天皇が 理想。天皇論より父と息子の関係に興味をそそられる。 この保阪氏自身、父親とは中二以後口をきかなくなった。 足立倫行
白梅の神力、紅梅の魔力
盆梅展。天満宮本殿に堂々の紅白梅。白梅<あけぼの> 百年。紅梅<唐衣>二百年。花は桜と愛でられて梅は影 が薄いが、この荘厳な神力、凄絶な魔力にはひれ伏すし かない。黒々と太い樹は日本人の魂を吸い上げてきた証。 (天満宮)
冬土の旨み重たやもう一個/麻天茶
朝市風景の写真を見て一句。穫り立て野菜の新鮮さ。写 俳では視点の違いに個性が現れる。兼題は泡。「泡盛や おんなは入れぬ春の馬鹿」磯菜。南の男どもは車座にな っては酒盛り。あけっぴろげの陽気な馬鹿さ加減が豪快。 (食句塾)
6:4の関係と認識するのは、8:2になってから
『交渉術』。佐藤優のインテリジェンス実践講座。協力 相手とはカネで雇ういうのではなく6:4の友人関係に。 たとえば1万円の食事で6千円払っても相手は認識しな い。8:2の比率になったときはじめて6:4と感じる。 『交渉術
誰も乗れへん京阪中之島線でおもろいアート
地元としてはわっけのわからん京阪の新しい延長線。誰 が乗るんやろ。そんな、なにわ橋駅で現代アートが楽し める。電車ごっこのレールを無限にひろげていって街や 遊園地や牧場に向かう。とうとう天空にもレールは届く。 (アートス
夜這い:あけっぴろげのニッポンチャチャチャ
夜這い文化はつい親爺の世代頃まで残っていたらしいが、 赤松啓介の愛嬌のある語り口は芸人の技でもあり、日本 人はなんとおおらかで開放的な民族なんだと思ってしま う。大阪の商家の番頭丁稚社会にも夜這いのマチ型あり。 『夜這い
タカダ・コーポレーションがみたいのに
繁昌亭なら客席で若い方だが、京橋花月だと最高年齢。 生の過激さを期待するが、まん悪いことに野生爆弾、と ろサーモンどっちも手抜き。タカダ・コーポレーション は吉本のはずやのに最近ちっとも見ぃひん。もう消えた? (京橋花月