あらためて<人形>のすごい奥行き

『ふでばこ』22号。
人形作家、林駒夫先生から直接頂戴した。
今回のテーマが<林駒夫の歳時記>。
1年以上にわたる追っかけ取材で、
人形にかかわる日本人のこころと
日本文化の美しさをこまやかに雅に
くりひろげてくれる。
もう、忘れかけている日本人形の存在。
原初、人形が身代わりやお守りとして
神聖な存在であったことをおもえば、
忘れてしもうたしっぺ返しに、文化は
崩壊はじめたといえる。

それにしても林先生は、京都生まれ京都育ちで
日本文化の全てが肌にしみこんでいる御仁だけど、
江戸っ子の粋も大阪人の愛嬌もあふれでてきて
不思議な魅力がつきない。

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◆かくあるであろう ではなくて
 「こうである」をしめす
 それが京都のつよみです
   / 林駒夫