いまこそ空海、現れよ

空海。魅力的な男や。
弘法大師というと、にわかに説教臭おなって
リアルな人物像が褪せる。

高野山大學の生涯学習講座なるものに初参加。
高野山といえば、いろいろ縁がある。
健康に<食べる炭>がええ、とかのブームがあった5年前
高野山麓の九度山の炭焼きにお世話になった。
炭焼き小屋に泊り込んでの体験もなつかしい。

個人的にけったいな友人がいた。
この男、なにをおもったのか、大阪市内の職を捨てて
高野山の宿坊に入った。書が趣味なので、その特技を
いかして、寺の作業手伝いを頼みこんだらしい。
一度、訪ねていこうとおもいつつ、その間に風の噂では
もう飽きてしもて下山したらしい。根性なしや。
友は似たもの、人のことは言えん。

今回の講座テーマは
<空海の生涯とその教え>。
生きた時代は800年ごろやからいまから
1300年昔。
今回の震災以後、国家や民族、ひろく
人間の哲学を1000年サイクルで考えるようになった。

空海よ、よみがえれ。