・祭礼とて濃き口髭をたくはえし建の裔を探しにいかむ : 塘健
~まつりとて こきくちひげをたくわえし たけるのすえ をさがしにいかん
七夕の酒宴に招かれ羽曳野まででかける。
白鳥が羽を曳きながら飛び立ったという謂われ。
さらには、ヤマトタケルの白鳥伝説がこの地であることも
初めて知った。
日本書紀では、日本武尊。
古事記では、倭建。
イメージでは、日本の神さん。それも雄々しさの
象徴たる猛々しい神さんとおもいこんでました。
アマテラスやスサノオとお仲間。
ところが、時代もさがり、
12代景行天皇の皇子やったんですね。
悪を征伐する英雄伝説のタケルは白鳥となる。
鳥は霊性をもつもので、また渡り鳥として
霊が戻ってくるといわれてます。
ヤマトタケルが、父性をもった英雄たる鷲でもなく
鋭い知性と統率力をもつ鷹でもなく、
優美に母性あふるる白鳥の化身であるというのも、
意外でおもろい。