空海の本を読んでいたら、
記憶のどこかにこぼれていた
ケッタイな名前がでてきた。
阿弖流爲。
あてるい、とよむ。
800年ごろの蝦夷の地の軍事指導者の名前です。
坂上田村麻呂がやっつけた相手、これがわかりやすい。
ところで、この<て>の文字。
白川静『字通』をみてもでてきません。
『続日本紀』にあらわれているようです。
どうしてこの文字をあてたんんでしょうね。
おもしろい名前なので、
町田康『人間小唄』の<勹蚪外香>を連想した。
<勹>これは辞書にでてきました。
あてるいも坂上田村麻呂も
勇猛果敢、屈強な日音男児だったようです。