ベネチア映画祭短編部門で
和田淳のアニメ作品『グレートラビット』が受賞しました。
彼の前作が『わからないブタ』。
ネットでみるかぎりでは、鉛筆の線画きで、日本的な
たおやかな画面。なのに一瞬にして、
ブラックで不条理なユーモアがただよってる。
是非みたい。こういう企画を映画配給会社は
どうしてやらないのでしょう?
wowowでアカデミー賞短編実写部門の過去の
受賞4作品をみました。
フランス『ビッグポケット』
ドイツ『おもちゃの国』
映画といえばハリウッド。
アメリカは文化がないから、あせって
あらたな芸術である映画と抽象絵画で
世界にドヤ顔をしてみせた。
しかし、時間経過で文化熟成勝負になってくると、
フランスやドイツには層の複雑さがある。
ひだの多様性がある。
短編世界でのウイット。アート界での哲学。
千年文化の日本もアメリカを凌駕して当然です。
日本の潜在力は信頼にたるものです。
中国の漢字文化、宗教もすべて日本独自のものに
変革し、オリジナル文化を創りだしかつ
熟成しつづけています。
漫画、アニメを垂れ流しにしないで、
日本文化の奔流として認知させようと
獅子奮迅でがんばってるのが、村上隆。
現在カタールで展覧会中の<五百羅漢>は
是非みたい。せめてはNHKで特集など
組んで当然だとおもいますが。
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【タイム食句】
蠟製のパスタ立ち昇りフォーク宙に凍つ : 関悦史