田中敦子の電気服にしびれます

<桃雪亭歌仙>。
名前だけかっこつけてるワイン仲間と
歌仙を巻いていた時期が10年前にありました。
そのときの仲間と3年ぶりに会うことに。

蕎麦屋『文目堂』で昼酒飲みながら。
このお店は、空間がゆったりしているので、
男ふたりが蕎麦をたぐりながら、ぬる燗をたのしむには
ちょうどいいのです。
せっかく歌仙やってたので、その感覚を忘れんために
去年の9月から独吟歌仙を巻きはじめた、といいだした。
すでに18巻も満尾まで。
展開のスピード感や恋の座のアップダウンを
チェックしてほしい。
プロのカメラマンですから、場面の焦点の絞り方や
シーンのつなぎ、下世話な俗気の挟み方もうまくて、
思わずニンマリ。
なんでもありやけど、
観音開きや季節のルール違反だけは、ということで
預かってかえることになりました。

さて、蕎麦屋をあとにしたら
”ぼくんちすぐそこやから、寄っていけへん”
部屋にはいると、田中敦子、田中敦子、田中敦子。
電気服をきたみたいにしびれました。
ちょうど、東京都現代美術館で『田中敦子展』をやっている最中。
会期中には、森村泰昌さんのトーク企画もあるようです。

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【タイム食句】
目刺焼くええんとちゃうかでたらめも : 児玉硝子