「関西を考える会」。
似たような会合はいくつかあるが、
これは明治安田生命の文化事業で
年1回テーマをかえて小冊子をだしている。
2012年は『関西うまいもんばなし』。
大阪事務所までいけば無料でくれます。
大阪編:
紅しょうが、蒸しずしなんかの話題はほっこりする。
<一家に一台たこ焼き器?>
ウソ、都市伝説です、と古山喜章さんが書いてます。
~家の近所にいっぱいあります。作るより買うほうが早く、
いちいち自分で焼くなんて面倒くさくてやってられません。
それに、焼く器械なんていう上等なものが、普通の家には
ありませんでしたね。~
まさにそうです。あの伝説はたこ焼き器メーカーの戦略。
えらい商売上手。まさに大阪人ならでは。
もひとつ、古川さんが書いてはるのが<ミックスジュース>。
~関西は<ミックス>という響きが好き。
お得で注文しやすい、「ごちゃまぜ」気質。~
なるほどこれも大阪人気質をよお言い当ててます。
そこですぐ思たんが、美術用語の<ミクストメディア>。
単一の素材ではなく、いろんなものをごちゃまぜにして
現代を表現しようと戦っているわけです。
大竹伸朗、名和晃平など
ミクストメディアにいかざるをえない作家の精神性は
関西魂にあるのかもしれない。