がらわるうてもええから、がらがらはあかん

東京では国立新美術館で
「具体-ニッポンの前衛 18年の軌跡」展がはじまる。

大阪は中之島デザインミュージアムで
『日本現代美術の巨匠たち』
(1960年代~70年代を中心に)

<具体><モノ派>の世界に通用している超一級作品がずらり。

この50年。美術をとおして、昭和から平成へ、日本がとおてきた
精神文化の流れをあらためてじっくりとふりかえるきっかけとなります。
<具体>の誇らしい点は、
関西に出現した芸術運動であるということです。
<いままでにないもの>
これをキーワードに、表面だけきれいごとを否定。
精神を解放したエネルギーの宇宙空間。

すごい魅力的な企画です。
きょうのお昼、90分ぐらいゆっくりと観ていました。
その間、入場者は私たったひとりだけ。
ほんまに、ずっとひとりだけ。
会場に女性スタッフは4人いてはったけど。

文楽も、東京での講演はチケット完売。
大阪は立派な劇場に客席数人のこともしょっちゅう。
橋本さんの援助打ち切りの文化政策を非難するのは
簡単やけど、やけど、ぶっちゃけたはなし、
もうちょっとみんな足はこんだげなあきませんわ。

がら悪うてもええから、がらがらはあきません。