「美意延年」のこころばえ

ちょっとさがしものをしていて
京都『てっさい堂』さんとめぐりあいました。
女主人、貴道裕子さんが出版されたばかりの
『染付』でうかがい知れる京の暮らし。

「美意延年」という墨跡について。
「心延え美しくとどめおくべし」という意味です、
とあります。
この読みが面白いので感心しました。
中国は荀子の言葉。
簡単にいえば、気持ちを美しいものに寄せていれば、
長生きできますよ、という感じで高齢のお祝いにそえたりします。

<心延え>
延は、はう。こころのありよう。
心映えではなかった。
ただ、このことばの延は年にかかるのであって、
意延、とつづくのではないでしょう。
しかし、中国漢文の並びから、<心延え>という
やまとことばがあざやかにうかびあがってきます。
すばらしい読み。
漢字からひらがなをうみだした
日本文化が誇らしくなりました。