水無月の小豆は悪魔祓い

水無月、
という名前の和菓子を
6月30日に食べます。

<夏越の祓>で半年の
罪、穢れを除き去る神事が執り行われます。

水無月のお菓子をたべるのであれば、旧暦にしたがって
旧暦の6月30日の方がふさわしいのでは、という考えでした。

しかし、半年の穢れを拭い去るという切れをいうなら、
新暦の6月30日がごく普通の計算ではないか、となってきます。
正月が新暦の1月1日ではじまって、1年の折り返しとなれば
旧暦でなく新暦で計算するのが当然のことになってきます。
正月が新暦1月1日、これがだれもうたがわない日本人の暮らし
になっているからです。

そこにまた、水無月という和菓子の興味ある由緒がでてきました。
水無月の三角形は氷室の氷をあらわしています。
6月朔日に氷室の氷を口にすると夏痩せしない。
小豆は悪魔祓いのシンボル。
ですから、6月朔日(1日)氷の節句に
水無月を食べるという説がありました。

なるほど、それであれば、旧暦6月1日は
新暦で今年であれば、6月27日。
この2つの説が混同され、
京都の和菓子業界の智恵者が
伝承をわざと明確にしなかったのでしょう。
大方このあたりで、というのも日本人の賢さ。
水無月をいただきながら、
日本人の暮らしの智恵を思いいたすことも
涼しくなるコツだと思えてきました。