<御番菜>から<番神楽>へ

おばんざい。
京都人のふだんの暮らし、毎日の食事のおかずの
ことをいいます。
御番菜。漢字でかくと。

そういわれると、番茶の番。
御番菜という言い方はここからきたのか。

東北4県に、番神楽とよばれる伝統芸能があるということを
知りました。
山伏たちの神楽。このときにつかわれている神楽面が
めちゃくちゃ味があります。

つい先日、中野浩二という若手立体作家のアトリエ
を訪問しました。
彼の作品のモチーフたる顔の表情はユニークな風貌で、
土着的な卑俗性が神々しいまでのユーモアを醸し出しています。
<ワレァ デンデェ> と個展のタイトル。
<俺は誰だ>
中野は岩手出身。
なるほど、番神楽の土壌から湧き出てきた
風土の憤怒の表情だあったんですね。