わだまんメルマガの編集スタッフは<こまこ舎>。食関 係の本ではここ2ヶ月連続で漫画。『美味しんぼ』以来 料理漫画もいろんなパターンが登場。最近は下手な料理 本より漫画の方がレシピそのものも詳細で作りたくなる。 (こまこ舎
カテゴリー: セサミ日記
倒産の仕方・東西の違い
『上方文化を探索する』。東京は武家社会文化の影響で 潔い。大阪の場合は、まず決算書の粉飾、町の金融(高 利貸し)で資金繰り、最後は融通手形で仲間を引っ張り 込み延命を図る。最後の最後まで命懸けでのたうち廻る。 ”大阪ビジ
蕎麦屋のコストパフォーマンス
蕎麦屋がフレンチや割烹に比べて高すぎる。『ガチミシ ュラン』友里往耶は「ツマミに蕎麦一枚、ビールにお酒 2杯で支払いは何と8700円」。一つ星蕎麦屋にあき れはてている。この店に限らず高額まかりとおる不思議。 (ガチミシ
『不可解な殺意』森井マスミの短歌評論
魅力的なタイトル。「世の中には不可解な殺意が散在し、 ひとのこころも変わってしまった」。オタク、通り魔、 平然と殺戮が横行する日本の日常を映しとる文学として 短歌と向かう姿勢は潔い。塚本邦雄の毒を蘇らせる力量。 (塚本邦
小学校での食育活動に手応え
ゴマ栽培をした大成小学校6年の生徒から50通の感謝 の手紙。ゴマ栽培に興味の無かった生徒達が栽培をとお して、食材の大切さを実感。食育の貢献できた手応え。 担当の先生は子供たちに体験を記憶させる立派な教育者。 (大成小学
黒胡麻の別名は『巨勝』
いかにも強そうなイメージ。江戸時代の『本朝食鑑』の 胡麻の項目には<近世では滋陰、牡陽を貪る者が専ら巨 勝を求めて常に服用している>とあるらしい。その時代 から完全に精力剤の扱い。和田萬『三元弾』も効くよぉ。 (巨勝)h
『きうち』:蕎麦食べ比べはマニヤック
?玄挽きざる(三重)?十割ざる(福井)?荒びきざる (黒姫)。3つ食べ比べ1500円。粉がどう違うのか わかって注文する客がどれだけおるんやろ。明らかに蕎 麦打ちを趣味とするお客狙い。堂々たる石臼がお出迎え。 (きうち)
夢の映像化、凄い時代に。
脳の中をのぞける時代がやってきた。SF的世界が急ピ ッチで実現していく。味の世界もこれからどんな風に分 析され、数値化されていくのか?評価基準を数値にたよ れば味気ないが、食や官能の混沌世界はどう進化するか? (夢の映像
織部パワー炸裂の『へうげもの』
織部は茶碗のひんまがり具合といいデザインのラフさと いい現代作家とまちがう。生け花の中川幸夫などおもろ い創作家に与える織部賞というのもある。ともかく彼を 主人公にした漫画でこの暑苦しい展開そのものが織部的。 (へうげも
蕎麦前が楽しめる『守破離』
江戸の蕎麦屋は通の縛りが。蕎麦前は板わさか焼き海苔。 大阪人には、そんなたよんないもんなんでわざわざよそ で食べなあかんの。ここの肴は豊富。きのこといかのわ たあえ。鴨の小鍋を柚子こしょう効かせて。最後にざる。 (守破離