食句塾。 ・何処でもツケマツケルや花魁草 : 杏 さっぱりわかりましぇーーん。 つけまっける? つけ松、蹴る? <きゃりーぱみゅぱみゅ>の歌の タイトルにもなっていて、 <付けまつげ>を<つけま>というのは ごくごく普通
カテゴリー: 食句塾
・正坐して蠅叩きもつ父に耳毛 : 大象
食句塾。 ・俎板のない晩めし卯の花腐し : 磯菜 いまや俎板や包丁がないぐらいではおどろきません。 しかし、<卯の花腐し>のぬるだる感がこのキッチンには 充満していますね。 卯の花はおからです。 おからを卯の花というのは
・仏壇のバナナは明日死んでいる
食句塾 兼題 : 「バナナ」 「映画」 ・仏壇のバナナは明日死んでいる : 磯菜 死の前の生。生はまた死にむかう。循環。 房は家族のいずまい。 バナナのシルエットは人型にもみえて、 ひとりひとり順に黒ずんでいく。 言葉に
・用足すに大小のある日永かな : 主水
食句塾。 ・用足すに大小のある日永かな : 主水 席題『大』。 わずかの時間でのこのケッサク。 けっさくやわ、ほんと。 春風駘蕩たる気持よさ。 俳句だからこそ味わえる気分。 ほとんどのメンバーからNO!の評。 ・あの本屋
<食句塾> 新規参加者募集しています
食句塾、春の吟行。 逸翁美術館、池田城跡公園、落語みゅーじあむ。 まるでジオラマ模型の池田城天守閣あたりには、 <イノシシ出入りの為、閉めてあります> なんて札のかかった戸口がいくつか。 「池田の猪買い」の落語は昔話では
・春近し巧言冷食包丁をとぐ : 咲也
食句塾。 ・鬼は外友心臓に植毛す : 三甫 逆選を4人からあつめたる栄光。 酒、たばこやらず。遊びもせず。 ひたすらきまじめに生きてきた還暦男が ある日当然心筋梗塞に。 6時間におよぶ大手術後に執刀医が 「あなたの心臓に
・妻がゐてさよなら言へりさう思ふ : 磯菜
・妻がゐて〇〇を言へりさう思ふ : 森澄雄 食句塾の虫食いゲーム。 本当の元の句をあてるkとおよりも、 おもしろい発想の訓練になります。 <寝言><こごと>もありました。 ケッサクは ・妻がゐてさよなら言へりさう思ふ :
・謄本や青い火揺れるひとり鍋 : 磯菜
12月の食句塾。 兼題 : 鍋 ・謄本や青い火揺れるひとり鍋 : 磯菜 謄本という言葉が俳句のステージにのぼって たちまちに、おそろしい時代の病巣をあきらかにした。 おそらく10年前、それより時代を過去にさかのぼれば、
・地球捉む韃靼の蝶高麗の蝶 : 翠胡
・地球捉む韃靼の蝶高麗の蝶 てらつかむ、だったんのちょう、こまのちょう 食句塾での翠胡の句。 発想のスケールが大きく、シュールに絵的でもある。 「竹島や尖閣諸島の領土問題を俳句でこんな風 にとらえるのがおもしろい」 メン
・もやしみなひとのさましてしぐれ月 : 翠胡
食句塾。 兼題 : もやし ・ 地図 ・音読の声が旅する冬の地図 : 咲也 般若心経を唱えらがらの巡礼を 音読の旅といったのがいい。 この解釈にはおどろいた。 カーナビでしょ。 でも、音読にみちびかれる冬の旅のはずが、