食句塾12月例会。 ・折紙の聖樹配られ車椅子 : 翠胡 ・極月のガラスのビルにビル映る :弥華藍 ・年越しに姉が先入る仕舞い風呂:三甫 ・マフラーの中心で人待っている : 主水 <世界の中心で愛を叫ぶ>を前振りにし
カテゴリー: 食句塾
食句塾 S-1グランプリ決定
食句塾『S-1グランプリ・2011』。 ・輝くも翳るも白し大桜 : 翠胡 ・体内の金属目覚める梅雨の入り : 磯菜 2回の選考から残った最終11句。 その中の2句。 伝統を大きく開花させた桜の句に 評価があつまった。 表
<大阪マラソン>で食句塾
食句塾。 メンバーの茉裕美が<大阪マラソン>出場。 兼題も<マラソン><みかん> ・マラソンのふりして家出青い鳥 : 磯菜 ・マラソンが追い越してゆく舞落葉 : かかし ・初マラソン大国町で会いましょう : 三甫 ・分析
食句塾二名、北京大学留学
食句塾のメンバーである三甫と案山子の二名が 中国へ短期の語学留学。 北京大学といえば、日本の東大。 そのわりには、駅前留学感覚で安くて簡単に お金さえだせば即実行可能とか。 もっとも両名とも15年以上、趣味程度とはいえ
「3.11は季語になりません」
外人5人をむかえての『俳句王国』句会をテレビでやっていました。 ・恵海の家海に還して松一本 在日35年のアメリカ人男性の句です。 この回の主宰は有馬朗人さん。 「私は有季定型ですので、季語がないので とりませんでした」
・へちま風そこをゆくのは世之介か : 鯛蔵
食句塾、秋の吟行。伊丹へ。 柿衛文庫で西鶴の 『上方が生んだことばの魔術師』を やっているので、いいタイミングです。 ・柿衛の柿渋とみて後退る : 三甫 西鶴さんに興味をもっても、古文書の類や 掛け軸の読めない書をありが
14,5本の鶏頭は?
・鶏頭の十四五本もありぬべし : 子規 この句を弟子である虚子が最後まで 認めなかった話は有名である。 子規庵での病床からの即興句。 仲間内の俳人たちは見過ごし、子規本人にも 秀句との認識はなかった。 たまたま歌人の長塚
・台風来逆さになつて風呂洗ふ : 一計
食句塾。 ・塩鮭の皮甘しとも辛しとも : 主水 ・住職の辛み大根走り蕎麦 : 菜摘 ・台風に囲われている女かな : をかし 囲まれる、より囲われるの方が、かえって 強い女をみてしまう。 『愛の嵐』のシャーロック・ランプリ
・お先にの裏方の背や晩夏光 : 鯛蔵
・ワインボトルの薄き汚れや秋暑し : 一計 立秋すぎての猛烈な残暑のなかでの食句塾 席題 : 瓶・裏・帽子 ・夏草や後ろの正面草間弥生 : 菜摘 野外の原色オブジェを連想してもええけど、 どんぐり眼の草間弥生本人が立って
・乗り換えは上へ上へと大阪駅 : 三甫
『食句塾』夏号・第33 批評会 ・剥いている部屋中まるごと夏みかん :菜摘 ・20まで黒子数える戻り梅雨 :案山子 ・スリッパの左足だけ重く梅雨 :弥華藍 ・傘に入るなり梅雨の音を私す :主