<食句塾>ひきこもりから、 おいしい餌につられて <聚楽庵句会>にぬっと首をだしてきました。 奈々ちゃん、栄樹くんと若いメンバー のいる句会は感度良好。 『しばかぶれ』 ・顔近くないかおでんを食べないか : 中山奈々
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 03・06〜03・10
3・10 黒パンをへこませているゆびさきの静かな午後よ さいごのちゅうちょ : 加藤治郎 〜〜深宇宙へトランジットの深呼吸 3・9 鶯餅作りし人のキュービズム : 後藤比奈夫 〜〜懲りずに惚
・スープ濃し涅槃で待たれても困る : 主水
食句塾3月例会 兼題::スープ ・ 試 席題::忘 ・風光るコンソメに卵白の懐柔 : をかし 仕上げに卵白で濁りをからめとって澄んだコンソメにする。 そのことを懐柔という表現でぴったりなまるのか。 ・立ち位置を試されてい
【 タイム食句】 03・01〜03・05
3・5 つくし煮るどの時間にもつながらず : 渋川京子 〜〜淀川土手に救助を待てり 3・4 「更科」は間口狭くて好きな店もう<楤の芽の天ぷらあります> : 小島ゆかり 〜〜うずうずと話し相手がほしい春 3・3 肋まで咀嚼
【 タイム食句】 02・26〜02・29
2・29 あけぼのの白魚二寸今日一日ひとひ人に非ざる俳にとらはる : 塚本邦雄 〜〜物の怪の末端肥大とめどなし 2・28 飯蛸に猪口才な口ありにけり : 中原道夫 〜〜オールスルーで賢しらなんだ
【 タイム食句】02・21〜02・25
2・25 春宵の酒場にひとり酒啜る誰か来んかなあ誰あれも来るな : 石田比呂志 〜〜人格は三重までは見せてもよい 2・24 別々の夢見て貝柱と貝は : 金原まさ子 〜〜家庭内
【 タイム食句】02・16〜02・20
2・20 歯の裏にくっつくものばかり出る : 広瀬ちえみ 〜〜二枚舌つかいわけてるつもり 2・19 筋肉の衰えてゆくのは平気それよりシュークリーム恐ろし : 岡村知昭 〜〜靴底の味より香り七
【 タイム食句】 02・11〜02・15
2・15 けれど私は鳥の死を見たことがない 白い陶器を酢は満たしつつ : 服部真理子 〜〜雪の夜の殺しのレシピ父口伝 2・14 われに一つバレンタインデーのチョコレート : 行方克巳 〜〜保険おばちゃん
【 タイム食句】02・06〜02・10
2・10 大学レストランカレーにほはす春浅く : 山口青邨 〜〜ココ一番の引き際のよき 2・9 真夜中の胡椒通りに立ってみる きゅうくつな靴つっかけたまま : 笹井宏之 〜〜ここに一番似合う人ぼく
【 タイム食句】02・01〜02・05
2・5 「黒ずんだ乳首に興奮したことがある」的よろこびの、しゅんだ蒟蒻 : 魚村晋太郎 〜〜関東煮(かんとだき)昭和煮詰めて溶き辛子 2・4 ここは何処だらうか海苔が干してある : 鴇田智哉 〜〜幾