1・31 葱くわゐ牛蒡蓮根蕪むかご這へるみどりご冬のななくさ : 塚本邦雄 〜不變律 1・30 牡蠣すするわが塩味はこれくらゐ : 正木ゆう子 1・29 道なりと手話で伝えているひとのソフトク
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
聚楽庵句会
京の聚楽庵句会。 今年も虎ちゃんが 旬の素材を料(はか)る。 我々は呑んで食ってちょこっとだけ俳句ひねって。 猪肉、鴨のつくね、あんぽ柿、海鼠、 そうそう寒卵の味噌漬け。 慈姑が登場すると、物知り棟梁が宣う。 「 銀杏と
【遭遇一句 -2019】01・21〜01・25
0125 水仙や古鏡の如く花をかかぐ : 松本たかし 01/24 ふる雪は声なき鎖わたくしを遠のくひとの髪にもからむ : 大森静佳 0123 性愛はうっすら鳥の匂いせり : 石部明  
【タイム食句 -2019】01・21〜01・25
1・25 お肴は何よけむとは催馬楽の戯れうたわれはチェダでレッドで : 馬場あき子 1・24 先代は何をしてきた蓮根掘る : 三好飛白 1・23 わが生の真中つらぬくこの御世の喉に刺さつたまま
【遭遇一句】01・16〜01・20
0120 鼠等を毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり : 斎藤茂吉 0119 寒月下あにいもうとのやうに寝て : 大木あまり 0118 メスのもとひらかれてゆく過去がありわが胎児らは闇に蹴
【タイム食句】01・16〜01・20
1・20 ハム無しの朝食を白い梟と : 金原まさ子 1・19 歯のなかに舌あることのたのしさの 女を噛みて夜のほどろまで : 岡井隆 1・18 白葱のひかりの棒をいま刻む : 黒田杏子 &nb
【遭遇一句】 01・11〜01・15
0115 賀状うづたかしかのひとよりは来ず : 桂信子 〜〜柿衛文庫・桂信子賞10周年記念展 0114 あまりにも美くしきこと見せにける、夜の劇場をさみしみて出づ。 : 窪田空穂 0113 マ
【タイム食句】 01・11〜01・15
1・15 ささやかなえぐみをとれば食べられる草にちなんだ異称をもらう : 山階基 1・14 屋根瓦波打つよ牡蠣うまからん : 永田耕衣 1・13 なにに寄す乾杯か知らねむきあひてコップふれる音
JR 塚本の会『緑色研究』
蝶ネクタイの塚本邦雄。 愛用されていたので、そう珍しくも無いんですが。 JR 塚本の会 第5回は『緑色研究』 <半音階的ワーグナー論>の一章へのオマージュとして、 オペラをバックに流しながら。 @ 世沙弥 ・資料:『短歌
【遭遇一句】 01・06〜01・10
0110 トイレットペーパーをいつも取り替えるめぐり合わせはわれに多かり : 浜田慶敬 0109 冬眠の隣り若山富三郎 : 曽根主水 0108 ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭い