食句塾、春の吟行は当麻寺へ。 桜の見ごろ。 近鉄は吉野にむけていくので、 途中の当麻寺でおりる人は 物好きな人だけ。 その中途半端ぶりがよろしい。 きのうは東寺で、ふつか連続の 曼荼羅。 俳号を胎蔵としたことによる、 お
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
渡辺松男さんの奇妙な味
渡辺松男さんに迢空賞が決まりました。 ・キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする ・平原にぽつんぽつんとあることの泣きたいような男の乳首 ・ひまはりの種テーブルにあふれさせまぶしいぢやないかき
おぼろ夜に逝かはりました八田木枯さん
八田木枯さんが、この19日になくなられていました。 新聞でもあまり報じられていなかったので、 けさ知りました。 ・洗ひ髪身におぼえなき光ばかり ・天袋よりおぼろ夜をとりだしぬ ・プール出る老人水を曳きずりぬ どこかエロチ
両吟歌仙、二巻同時スタート。
怪斗・大象の両吟歌仙をスタート。 両者が発句をだしあって、 二巻同時に巻いてゆく。 怪斗編 : なんでもあり。新かな。 大象編 : しばりきつく。旧かな。 二巻共通最低限これだけは守るルール 1)花の座、月の座、歌仙ルー
層が厚いぞ<サラリーマン川柳>
去年の10月から毎日 【タイム食句】【タイム食首】のタイトルで 大象版・食アンソロジーを続けています。 川柳もすぐれた作品に出会うたびに衝撃をうけています。 ことしになってからでも、 岩村憲治さん、渡辺隆夫さん、筒井祥文
人間は札束が好き本マグロ : 磯菜
食句塾は兼題、席題ともに <題の言葉そのままを使うべし>。 このルールできたが、2012年からは、 題はテーマ扱い。そこからの連想句、 というルールにゆるめました。 2月例会でいえば、句想にひろがりがでて 変化に富んだ世
短歌に意味なんていらない
「塚本短歌にとって『意味』は二義的なもの」。 日本詩歌のターニングポイントとなった三つの評論 ①紀貫之『古今和歌集』 ②正岡子規『歌よみに与うる書』 ③塚本邦雄『定型幻視論』 塚本がなぜ革命家なのか。 この塚本の分析を明
ほんまはなにもない芸術
「現代アートは<無>を装って意味ありげにみせている」。 これは、便利。 あたらしい俳句や短歌にとまどったときには、 <ほんまはなにもない>といえばいい。 しかし、それでかたずくようなら、最初っから こんなもんに興味はもち
ミステリーツアーで俳句のめざめ
・雪女人質にとる村一つ 案山子さん15句の第1句。 ミステリーツアーにいってきたときに 大雪で身動きとられへんかってん。 最近、旅行会社の企画で、行く先は内緒。 <寒いとこにいきます>という条件だけで 3泊4日の格安ツア
ハンマースホイの孤独の窓
ハンマースホイの窓は、 みがかれてるんやろか? たぶん一回もあけたことない窓から 光が真昼間さしこむたびに 孤独の影がふくらんでくる。 「一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる」 笹井宏之の窓とハンマース