11/05 水澄みて金閣の金さしにけり : 阿波野青畝 11/04 痛そうな整骨院の看板がロックっぽくて撮りたくなった : 平安まだら 11/03 黄落や祐三もかくうつむきて : 赤尾兜子 &
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2024】2024/10/26~10/31
10/31 杉の実や魔羅重さうに土地の馬 : 小澤實 10/30 老ゆるとは脱皮に似たり 少年の毬栗あたま 嬰児のうぶげ : 大竹蓉子 10/29 長き夜の初めのはうに寝てしまふ : 仁平勝
【飲食一句 ー2024】2024/10/26~10/31
10/31 誕生日われの生れし刻来り濃き酢のなかの昏睡の牡蠣 : 塚本邦雄 10/30 朦朧の手の探りたる檸檬の香 : 大槻泰介 10/29 たこ焼きに大きな海老を入れて焼くうれしい日には大き
【 アートな一句 −2024】2024/10/26~10/31
10/31 終演ののち書きなほす台本のにがいだらうさアイラモルトは : 魚村晋太郎 10/30 紺に暮れ紫に明け雁の水 : 小川軽舟 10/29 誰の手に手は洗われて、手首から先がいつでも屋上
【遊行一句 −2024】2024/10/21~10/25
10/25 カサコソと言うなまっすぐ夜になれ : 佐藤みさ子 10/24 あの羽は飾りなんだよ重力は天使に関与できないからね : 木下龍也 10/23 人ゐてもゐなくても赤とんぼ : 深見けん二 10/22
【飲食一句 2024】2024/10/21~10/25
10/25 茹でられたお湯を緑に変えるブロッコリー想像上の樹木の姿の : 川島結佳子 10/24 観音に噂ありけり衣被 : 山口昭男 10/23 糠床をまぜて均してひとふりの塩はひつそり銀河を
【 アートな一句 −2024】2024/10/21~10/25
10/25 映画館はなれてすわる はなやいだ暴力のあとふたたび会おう : 宇都宮敦 10/24 水の秋ローランサンの壁なる絵 : 高篤三 10/23 火祭りの輪をくぐり抜けきたる青年は霊を吐きしか死顔をもてり : 春日井
【遊行一句 −2024】2024/10/16~10/20
10/20 朽ちもせぬその名ばかりをとどめ置きて枯野の薄形見にぞ見る : 西行 〜『山家集』 10/19 小鳥来る後一枚の回数券 : 田彰子 10/18 首にはしる痛みのあれば神経の稲光みゆ
【飲食一句 2024】2024/10/16~10/20
10/20 ひらひらと月光降りぬ貝割菜 : 川端茅舎 10/19 こぼれたるミルクをしんとぬぐふとき天上天下花野なるべし : 水原紫苑 10/18 ええそうなんです私が柿を置きました : 赤野
【 アートな一句 −2024】2024/10/16~10/20
10/20 野の井戸の月の一つと入れ替わる : 北村虻曳 10/19 ゆらゆらと軀ゆすりて唄ひをり寂しもよ人間の<唄ふ>といふこと : 杜沢光一郎 10/18 月の前肢をそろへて雁わたる : 眞鍋呉夫 &n