古巻和芳展『降り積もる、言葉が見える』 言葉を焼き尽くし消し去るのが華氏451の政治家なら、 地層に埋もれさった言葉を蘇らすのが現代美術家。 ポエジーの詩神や言霊が降りてくる依り代として、 額縁フレームを風景にかざす。
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『ヘリオガバルス』 または戴冠せるアナーキスト
『ヘリオガバルス』 または戴冠せるアナーキスト アントアンアルトー 多田智満子=訳 澁澤龍彦のエッセイをかじって以来半世紀にして、 やっと読了。 鈴木創士、アルトーの繋がりだが、 今回は多田智満子を選択。
『小さな径の画』小林久美子
『小さな径の画』小林久美子 31音の短歌集であるが、 全編3行か4行に書かれている。 霧を纏った静謐な詩集の装い。 1行棒立ちで31音が暴力的に迫ってくる 現代短歌の群れを思えば、 このような形式がごく普通に何割かはあっ
ランボー・アルトー・ジュネ
ランボー・アルトー・ジュネ テーブルに並べて、 しんどくなったら次にうつるというペース。 合わせて、 エゴンシーレ とジャコメッティが かさなってくる。
『文楽徘徊』鈴木創士
満月のグッゲンハイム邸。 季村敏夫と鈴木創士のトークを聞いてから、 少し遠ざかっていたフランス文学の香りのようなものを そろそろ落ち着いて振り返ってもいいかな。 まずは、異色の切り口から 『文楽徘徊』鈴木創士 2012~
満月のグッゲンハイム邸で
満月のグッゲンハイム邸で 季村敏夫さんの詩の朗読。 (ギター:澤和幸) おまけ、いやスペシャルは 鈴木創士さんとのトーク。 近松からジュネまで。 そうだ、 『ジャコメッティのアトリエ』を 読まねば。 次回は創士のピアノで