<南の森のオサ> 象が威厳ある風格で立っている。 素材は金属。胴をたたいだしている。 金属のメタリック感はきえて、呪術的である。 クッパーズ早川。 親子で全くの独学で金属造形をはじめた。 『銅の細胞を持つ生物達が住まう世
古希のゆわれは、あちこちの店に酒のツケ
学生時代にお世話になった先輩の方から、 近況報告のお葉書を頂戴した。 この方の住まいは小倉。福島にすんでいる学生時代の 知人とこの震災後50年ぶりに遭遇。 葉書通信をはじめ、毎日一枚たがいに届く葉書を めっちゃたのしんで
人間は札束が好き本マグロ : 磯菜
食句塾は兼題、席題ともに <題の言葉そのままを使うべし>。 このルールできたが、2012年からは、 題はテーマ扱い。そこからの連想句、 というルールにゆるめました。 2月例会でいえば、句想にひろがりがでて 変化に富んだ世
筆でかく世沙弥メニュー
世沙弥のメニューは筆でかいています。 墨、硯、筆、和紙。 すべて天然素材で、おおかたは手仕事で できている。かんがえてみれば、すごいことです。 筆で書く。書を意識するのに、 石川九楊のラディカルな見解は刺激になりますが、
松枝さん、上方落語のはんなり味
繁昌亭で笑福亭松枝さんの噺をききました。 上方のはんなりした味わいが醸しだされた語り口で、 なんでいままで印象に残ってなかったんやろ。 松鶴の弟子で、入門は松喬さんの次。年齢も ふたりともアラ還。噺家の体臭が語りとあいま
<託骨>がふえた。チェックを。
最近は家族葬がふえた。 葬儀会社は鳥葬、風葬など形式と場所もえらべるように しておけば、生前から当人も楽しみがふえる。 ツタンカーメン、兵馬俑、はにわと、墓にまつわる 美術品はかずかずあるけど、あのアートの存在は どう解
松井冬子展の成山画廊へ
松井冬子。 横浜美術館は3月までやってるので、 先に、九段下の成山画廊『松井冬子大下図展』へ。 絹本着色までに、同じ輪郭で5回。 写生>下図>大下図>裏骨書>骨書 その大下図である。 『四肢の統一』『転換を繋ぎ合わせる』
マヨネーズ『キユーピー』のユは大文字
キューピーさんて、昔の家のたんすの上なんかに ほったらかしにされてた記憶がある。 あれはなんやったんやろ? 買うおたもんではない。 とすれば、日本興業銀行の 景品マスコットがそんな全国の 家庭に浸透していたんか? ふらっ
蕎麦好きはすけべえである。
久々の東京。 5軒ギャラリーをめぐって、〆はさぁ蕎麦にきまってます。 今回は『室町砂場』。 ちょおど、誰そ彼。 どこかなときょろきょろしながらあるくのに この界隈は江戸風情。 灯りにちかづくと、あなごとある。 『玉ゐ』。
短歌に意味なんていらない
「塚本短歌にとって『意味』は二義的なもの」。 日本詩歌のターニングポイントとなった三つの評論 ①紀貫之『古今和歌集』 ②正岡子規『歌よみに与うる書』 ③塚本邦雄『定型幻視論』 塚本がなぜ革命家なのか。 この塚本の分析を明