志の輔の『抜け雀』を聴いた。 このネタは談春の方がむいてるとおもうけど、 よけいなお世話。 絵に描いた雀が飛び出す。 上手の絵をほめるパターンやけど、 絵画の世界では、 描く前から<だまし絵>を狙う型もよくある。 エルン
啄木のローマ字日記をネットで読む
石川啄木のローマ字日記も ネットで簡単に読める。 西村賢太のおもろさに通じるもんがある。 『短歌研究』8月号。 舞台『ろくでなし啄木』をみて、というサブタイトルで 森井マスミのエッセイが載ってます。 観劇コメントは短歌雑
刺身のツマの莫大海、わかりますか?
お造りのツマに莫大海がちいちゃいサイコロ状に 添えてあったるすると、刺身そのものの鮮度まで よおなってくる。 この<莫大海>を知ってる料理人もすくのうなってるでしょう。 刺身のつまの代表は大根のケン、ほかに莫大海、水前寺
深夜テレビの萩原健一に
中村美律子さんの25周年記念公演。 楽屋見舞いをもって新歌舞伎座へ。 和田萬の胡麻菓子でご縁がありまして。 演歌歌手の舞台も伝統芸能の能舞台も どちらも大衆性が必要条件です。 能の前半、長い長い退屈な謡の部分は 歌手のき
喜雨でグングン胡麻畑
ひと雨ごとに胡麻がぐんぐんのびる。 この時期の雨を<喜雨>、ほんとに 生きるよろこびの実感がわいてくる。 国内で胡麻栽培をはじめて10年近く。 去年からごま畑オーナー制度で、お客様ファミリーも 種まきから収穫まで、参加し
和田萬次郎の名前を代々襲名したら?
三枝が六代目文枝に。 勘太郎が六代目勘九郎に。 ふしぎなもんで、 べかこが南光に、 朝丸がざこばに、 あんときには、坐りよおなかったけど、 今ははまってます。 落語、歌舞伎、能、茶、花、舞踊と 家元襲名はゾクゾク、レンメ
祇園祭の桟敷には、20歳の義満と15歳の世阿弥
増田豊春先生の能面展。 といっても、これは生徒さんの作品展。 といっても、すべて完成度の高い能面で 30面ほどがずらりと並ぶと壮観。 1枚の木に眠っていた1人の女の微笑みが ほりおこされるようで、官能きわまりない。 ほと
アフリカの日本大使館シェフに料理を習う
アフリカの日本大使館で料理人をしていたシェフの 料理教室へ。簡単なレシピなんやけど、豚の火の入れ方で こんなに柔らかくできんのかとオニョニョキ。 カルパッチョの盛り付けも、焼きナスのあしらいひとつで プロの仕立て。このち
滝は神々の領域である
・滝の上に水現れて落ちにけり : 後藤夜半 ・滝落ちて群青世界とどろけり : 水原秋桜子 滝は不思議なパワーがある。 横尾忠則の若いデヴューしたてのころのエッセイ集 『未完への脱走』がどういうわけか本棚からこぼれでてきた
・さてもさても神話に全裸半裸かな : 主水
食句塾 兼題 : ゼリー ・ 裸 席題 : 盆踊り 裸といえば、 櫂未知子「ぎりぎりの裸でゐる時も貴族」 大阪のおっちゃんおばちゃんは 裸に金太郎腹がけがお好きです。 ・冷奴切りたる水の裸味 : 玉庵