青汁の原料といえばケール、大麦若葉だったが、和田萬 オリジナルで開発した<ごま若葉>へのラブコールもふ えはじめた。ポイントは<葉酸>。貧血防止のビタミン。 認知度が低かったが、ここにきて葉酸入り新商品が続々。 (ごま若
『「猛毒大国」中国を行く』:漢方:偽卵
鈴木譲仁は<中国ジョーク集>も書いているが、ここに 列挙されている中国の現実そのものが濃厚ブラックジョ ーク。といっても汚染米の日本も一枚皮を剥いだら同じ。 誠実な末端業者の怒りと絶望を農水省の役人はわかるか。 (本)h
『大阪 地名の由来を歩く』 : 天満 : 若一光司
浪速、浪華、難波、大坂、大阪。どれが一番イメージし やすいかいつも迷う。上方もええし魚庭(なにわ)もイ ケる。結局”天満の和田萬”におちつく。天満の地名は 氏神さんの大阪天満宮による。戦国時代からの歴史あり。 (本)ht
橋本治 : 『夜』 : 成熟のむこう
『ひらがな日本美術史』、桃尻娘、三島由紀夫、小林秀 雄と目線の先は意外にど真ん中。軽やかに日本の成熟を とらえる。短編の男たちが所在なくふとかき消えるかわ いさは埴輪や俵屋宗達の成熟を越えたかわいさに通じる。 (夜)ht
『へんな言葉の通になる』:ほと(女陰):神田雑学大学
この類の本では群を抜いておもろい。<ほと>は火処、 火門、火戸。古代人は火をおこすのに木に棒を当て、す りだす。発火と性交は同じ。この説は説得力あり。ほかオ ノマトペに関してその豊かな言語表現の領域を再認識。 (本)ht
桜会 : 加水 : 神亀酒造
料理が会うたびに新しい。盛りつけや素材のレベルでは なく料理法そのものを工夫する姿勢。酒も過激。アルコ ール度数で舌に当たる感覚が変わるので加水で料理とあ わせる。師匠は神亀。この酒蔵が純米酒ブームの牽引者。 (桜会)h
高木日奈:ペギー葉山:ワールドビジネスセンター
書は見るのも書くのもおもろい。富山ではすれ違いだっ た高木先生が京都に仕事場を移されて初対面。ペギー葉 山や佐久間良子の書道の師、青柳志郎氏が父上であると 知る。11月始まる大阪教室は和田萬から1分。妙な縁。 (高木日奈
ごま製品の原産国表示:農水省:消費者庁
消費者庁創設にからみ農水省と表示に関する検討。現在 は表示義務なし。産地が60カ国にわたる。価格、収穫 量に変動が激しく安定供給には産地特定が困難。消費者 が知りたいのは、国産か輸入か中国以外か?ではないか。
眠庵 : みなみ製粉 : 笹庵
雑誌の新進蕎麦特集で必ず登場の『眠庵』。相席は北海 道から来た蕎麦屋と製粉屋さん。やはり同業も気になる 話題性あり。ここの良さは蕎麦前にあり。酒の種類の豊 富さと選定。自家製豆腐やうるか。10年後に大化けか。 (眠庵)h
『思考の補助線』・ウォーホル・宝船
茂木健一郎のキーワードは<クオリア>。解明しきれな い意識の質感。寿司屋に飾ってある芸能人の色紙や宝船 の置物。一方難解アートのウォーホルの作品。その価値 の在り方、決まり方を分析しようとする視点がおもろい。 (本)ht