<国立新>やのおて<新美術>。できたての頃えらい行 列と聞いてパス。その間に黒川はんは死んでしまわはっ た。これだけの男の晩年は落魄願望が裏返り真逆の発狂 願望に犯されたんやろか。かなしゅうてやがておもろき。
『もやしもん?』 石川雅之 漫画
舞台は東京農大。先週ここでゴマ科学会があったばかり。 ついキョロキョロ、漫画イメージを探る目つきに。<も やし>とは日本酒原料となる<たねこうじ>のこと。菌 や発酵の勉強になるけど、女のキャラの区別がつかへん。
<竹やぶ> 六本木ヒルズ
柏本店、箱根店も遠路経験済み。お昼に<ちょっとおま かせ>を注文したらおふたり様からなので、と断られた。 お酒をもらってせいろ1枚だけ。コストパフォーマンス からみれば蕎麦は高級フレンチ以上。ここが最たるもの。
『「粉もん」庶民の食文化』 熊谷真菜 著
恐れ多くもわだまんメルマガに辛口コラムを連載しても ろてます。歴史的快著「たこやき」は軽く扱われる素材 を社会学の対象とした京都学派の流れを正当に受け継ぎ、 新作はさらに深化。ただ今あちこちで<コナ博>開催中。
<ばったり講座>和田萬繁昌亭横丁店
開業して10ケ月。<ばったり>利用してゴマのお話。 神戸市のシルバーカレッジのメンバーが6人。ゴマ畑へ の3度にわたる農家訪問や企業学習を重ねて業界人より 研究熱心。こんな形でじわじわ広がって、なんや嬉しい。  
ベルリン歌劇場『トリスタンとイゾルデ』:NHKホール
指揮バレンボイム。ワグナーの官能性を象徴したのは主 役よりルネ・パケ演じるマルケ王。天使というより瀕死 の大鷲を連想させる舞台が潜在鬱屈する情念をぬらぬら と暗示。5時間、混沌としたワグナーに揉みしだかれる。  
日本ゴマ科学会 :in東京農大
学界、産業界のゴマ研究発表の場。・・・pークマル配 糖体・・・フォーカスドプロテオミクス・・・熟睡への 呪文。懇親会が学生食堂。とはいえさすが農大。<もや しもん>の舞台かと思いつつ。出席の成果、どんだけぇ。
『梅ちゃんの青い童話 青空姫』:WAHAHA本舗
客をいじるのが半端やない。客にも身体をはらせて、の せて、はめて、はじけさせる。下ネタも過激。<演劇で もなくシャンソンでもなく花火を見た後みたい>の評価 が嬉しいと自己分析。ラップキッスの生贄にされてもた。
『「奥の細道」を読む』 長谷川櫂 著
<おもしろうてやがてかなしき鵜舟哉>は旅の前年の作。 芭蕉が旅の成果として「かるみ」にたどりついたあとで あれば<かなしうてやがておもろき鵜舟哉>になってい たかもしれない。悲しい人生も面白いとみる「かるみ」。
渡部美和子 : フォークレストに
箸置きにいいものがない。ナイフ、フォーク置きとなる ともっとみつからない。ふらっと立ち寄ったギャラリー で婆娑羅風の絵付けの小さなブロックを発見。スプーン と箸も置ける大きさ。作家の意図に反しても<用の美>。