8月は魂鎮め。 戦争終結後、 ジャカルタで53人の日本の民間人が 虐殺されました。 その製紙工場の責任者である若き青年は 見せしめに酷い殺され方をしました。 事件はなかったことに。極秘の判子で歴史の闇に。 それから何十年
【 タイム食句】08・11〜08・15
8・15 墓石に映つてゐるのは夏蜜柑 : 岸本尚毅 〜〜父のその父さわってやろう 8・14 冷奴ひとりにひとつわたるころ死者のはなしが生者にうつる : 外塚喬 〜〜亡きひとのホ
『靖国・地霊・天皇』
『靖国・地霊・天皇』。 監督・大浦信行。 8月にこの作品をみる意味。 根本には魂鎮め。 靖国神社は明治2年、明治天皇によって建てられた 東京招魂社が始まり。
おっぱいは偶数のはじまりはじまり : 主水
食句塾8月例会。 兼題 そうめん・数 *そうめんをさっさとたべて瀧になる : 磯菜 落語の『蛇含草』。 男が消えて蕎麦が羽織を着てすわってた。 これは、そうめん食べた男が瀧になってた、という いとも涼しいお話である。 も
後朝や掃きて空蝉崩れざり : 小林貴子
玄関をあけると、ゴロッ仰向け一匹。 階段おりると、カサコソうつ伏せ一匹。 表通りまでに死骸は四五匹。 ここで間違いに気がつく。 いきている蝉は一匹、死骸は一個。 人間は一人。死んでも一人。魂はどう数える? 蝉の死骸の多い
【 タイム食句】08・06〜08・10
8・10 すでにしてバーは乱調の日のなごり口にふくめる極地の氷 : 篠弘 〜〜酔眼に昭和の景色ゆがんだまま 8・9 怪獣と打ち解けし晩ゴーヤ食う : 佐々木貴子 〜〜ハリウッ
『石川文洋を旅する』
映画『石川文洋を旅する』。 ベトナム戦争従軍の記録に出身である沖縄が絡んできます。 ドキュメントなどで基地問題はとりあげられる事が多かったのですが、 この作品のアプローチはちがったベクトル。 同じ時代をいきるものとして、
アブサンのあてに冷したあんぺい
「新しいご馳走の発見は人類の幸福にとって 天体の発見以上のものである」。 これは、ブリア・サヴァラン 様の宣われた言葉でありんす。 「どんなものを食べてるか言ってみたまえ。 君がどんな人間であるか言い当ててみせよう」 な