・眼前にとまりしバスを嗅いで乗る ・手の腹はまだよく知らぬところかな ・額縁屋額縁だけを売りにけり 暑くて眠れないよるには、 こんな奇妙なテイストを 夢の舌にのせてみます。 阿部青鞋。せいあいと読みます。 鞋はくつ、わら
ベーコンの三連祭壇画
フランシス・ベーコン。 このかがやける醜悪の画家に トリップティックが多い。 横並び三連作のことです。 祭壇画で正面と左右、蝶番で パタンパタンと折りたたむシステム。 六曲三双の屏風みたいなものですね。 四季の変奏、風神
<バカな質問しないでほしい>
梅原展は高島屋6Fで。 1F上で、 『柴田トヨ くじけないで』展。 ちょっと苦手。 気に入った作品がありました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先生に 私を おばあちゃん
森村泰昌がキューピーをつくったら
「梅原猛と10人のアーティスト」 森村泰昌さんが新作立体で キューピッドの石膏。 かわいいキューピーに自分の顔をはめこんで・・・ <美術史への誘い>のシリーズです。 いくつかの仕掛けがあります。 ライブではセザンヌを立体
【タイム食句】 07・25~07・31
07/31 不安なる今日の始まりミキサーの中ずたずたの人参廻る : 塚本邦雄 ~~ミキサーに金魚を飼える赤い昼 07/30 大いなる舌が天から垂れさがり
鱧食うて秘密結社
・大阪を離るる気なし鱧料理 鱧(はも)料理 : 下村非文 ・好きやねん天神祭鱧の皮 : 坪内稔典 ・京都駅下車迷はずに鱧の皮 : 川崎展宏 ・鱧の皮買ひに出でたるまでのこと
バンクシーの監督作品2本連続
バンクシーの監督映画を2本。 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 『バンクシーの世界お騒がせ人物図鑑』 これだけビッグネームになって、いまだに覆面。 落書きグラフィックのくくりでも バスキア、キースヘリングとコン
文楽に限らず、滅ぶものはほろぶにまかせ。
<文楽>の周辺がえらいうるさいことです。 食句塾では季刊誌の批評会でしたが 最後はこの話題に。 食句塾では、文楽マニアが多い。 それもへヴィーな。 文楽協会への税金投入。 これが義太夫、三味線、人形遣いの文化育成援助やの
「美意延年」のこころばえ
ちょっとさがしものをしていて 京都『てっさい堂』さんとめぐりあいました。 女主人、貴道裕子さんが出版されたばかりの 『染付』でうかがい知れる京の暮らし。 「美意延年」という墨跡について。 「心延え美しくとどめおくべし」と
<聖地感覚>をよびさませ
・触らせてもらう津軽の木の林檎 : 宇多喜代子 さわらせてもらう。 このフレーズが伸ばした指の先から 一直線にこころにみずみずしくはいってくる。 大地、風土、その土地のみのりをもたらした 土地のヌシである精霊への畏れでし