10月1日は新年度初日。創業明治16年で125年目 のはじまり。老舗は誇りだが、無用の埃も積もっている。 【ごまはおもろい】を企業理念としてたえず新しい挑戦 を試みる集団でありたい。食文化こそ人類の基本テーマ。 &nbs
『となりの神さま』 ペ ソ 著
日本にある異国の神々の教会、寺院を撮影、そこに集う 異国人の暮らしを紹介してある。ヒンドゥー、道教まで 多彩。労働者として在日するイスラム教徒らは日本人と 共生するが同化されることはない。世界は一つではない。  
断食月『ラマダン』:水も飲まないスタッフ
ちょうどラマダンの真っ最中。断食は太陽が昇っている 時間。夜明け前と日没後には水と「ハルバ」という超甘 のゴマ菓子を囓るのはOK。トルコはイスラム圏、ゆう てもゆるゆる。しかし今回の女性スタッフに断食実行者。
香辛料の『エジプシャンバザール』
イスタンブールという響きだけで眩暈。さらに香辛料の 香りで失神。エジプシャンバザールでは前回大枚はたい て偽キャビアを掴まされた。騙される快感もええけど、 今回はドライフィグ、グリーンピスタチオ、シナモン棒。
冬は湖に沈む<有機の郷>
有機JASの金ゴマもここトルコの畑。冬になれば水位 があがり一帯が湖に沈むロマン。果樹を植えることがで きないマイナスを有機ゴマ栽培のプラスに。自然の摂理 に従がって、この老父そのまた父も湖をみつめて暮らす。
<ゴマのロマネコンティ>を求めて
ゴマもワインと同じ。土壌や風向き、畑ひとつちがえば 風味は大きく違う。地中海の風に揺れ金色に輝くゴマ。 ところが、見渡す限りのゴマ畑に潤いがない。もう半年 一滴の雨も降らず。収穫の歓びは雨乞いの嘆きとなって。
トルコ航空 機内食に『フムス』
金ゴマの収穫時期。産地トルコへ毎年の訪問も今年で6 回目。直行便で12時間。機内食なんてパスしたいのに 今回はフムスにご機嫌。ゴマとひよこ豆のペースト状の イスラム家庭料理。はやくも内蔵から地中海気分に突入。
【繁昌亭横丁】 和田萬に商標登録確定
落語定席『繁昌亭』の横に和田萬の旗艦店を開いて9ヶ 月。三枝さんたちの努力ですっかり大阪新名所に成長。 天神さんでお参りもふえてきた天満宮のねき、これから は周辺も落語横丁として大阪情緒をつくっていきまっせ。  
『季語集』 坪内稔典
「子どもは季節に鈍感である。これは自然な現象で、存 在そのものが自然に近いのだ。中年になって心身が衰え かけたとき、自分の支えとして季節を意識する」。ほん まこの頃風の色が見えるようになったんは年寄りの証拠。
『サッド ヴァケイション』 監督・青山真治
冒頭の密航船シーン、心臓をざらつかせる不安感で意識 の層がズブズブに。映像こその皮膚感覚。カルスト台地 での浅野忠信とオダギリジョーの二人シーン。『ブエノ スアイレス』の予感が。題がなぜいつも日本語やないの?