名古屋で『葛飾北斎展』。怪奇もんのグロさは何回見て も飽きひん。北斎漫画の<すり鉢男>も大好きなキャラ。 かなうならば北斎春画展を見たい。大胆な構図の冨獄三 十六景の大浪の向こうは、海女と大蛸のバロック的世界。
永沢光雄『愛は死ぬ』
『AV女優』のあと酒に溺れて若いのに死んでしもた。 この手の頽廃には惹かれてまうねん。小説嫌いやのに つい手をだして大満足。こころのひっかかる些細なポ イントが男としてわかる。わろてしまうしせつないし。
『デビッド・セニア』のカウンター・ショー
フランス人5人、日本人3人のスタッフの動きを眺めな がらのフレンチは演劇をみるスタイル。愛嬌、緊張、叱 責、舌打ち。瞬時に変る表情までがスパイス。デザート 担当のダミアンに胡麻を渡した。次回どんなアイデアが。  
石原明子の美味散策
あしたから、そごう『石原明子の美味散策』。出店者顔合 わせの席。横並びが住吉の末広堂さん、東京柳ばしの小松 屋さん。和田萬と三人が明治創業4代目。石原先生は「老 舗だろうと昨日創業だろうと、判断基準は舌だけ」と断言。 &
落語週間に
上方落語名人会のあと天満繁昌亭、高津宮くろもん寄席 となんでか落語週間に。テレビで売れてへんしょぼい芸 人から拾いもん探してんねんけど、なかなかおらんね。 桂勢朝は初めて<桃太郎>きいた時よかったけどなぁ。
古民具<アイスクリン製造機>発見
友人が<アイスクリーム製造機>を古い蔵から発見。銭 湯の風呂桶みたいな樽型。一時流行った<どんびえ>の 戦前タイプやろね。胡麻にかかわる古民具ならもろとく けど。今もちゃんと使えるからアウトドア派におすすめ。
タモリも大塚寧々も胡麻大好き
「笑っていいとも、見た?」「見てるわけないやろ」「タ モリと大塚寧々が胡麻で盛り上がってたで」。ちょっと した話題でも潜在意識にはいりこむからテレビ効果は 大きい。今晩の食卓、胡麻ふりかけるお母ちゃん1万人。
あの名古屋にも蕎麦屋があったんや
味の辺境名古屋にも名店、の噂をたよりに『春風莊』へ。 卵焼きが大根おろしのあつい出汁につかってでてくる蕎 麦屋酒のアテ。通ぶったおっちゃんが<せいろ>とメニュ ーにない<かけ>。ここの店の楽しみ方とちゃうんちゃう。
名人会の文珍、堂々の大トリ
『能狂言 商社殺油地獄』。リキはいってまんなぁ。マ クラから世相を切って裁いて笑わせとばしまくり。ビジ ネス社会と狂言をからませた噺も大筋、くすぐり、より あわせ笑い地獄におとしこむ。やるまいぞ、やるまいぞ。  
米朝の舞台、ええもん見せてもおた
上方落語名人会。桂米朝の舞台みれるんあと何回か。 ネタ忘れてしまう己の滑稽な様を粋に洒脱に演じながら 今日はこのままおりんとしゃあないモード。と、また思いだし <けちん坊>小咄を語りきる。虚と実の神懸かり的な間。