どんどん進化する饂飩屋でありながら、お昼のランチメ ニューや夜の酒のアテも壁にベタベタはってある。建築 現場のニッカボッカのにいちゃんらが気楽に最高のうど ん食べられんのが大阪文化。だしもやや甘口の気品あり。
『佐藤可士和の超整理術』
「本質を探るということは、一見、物事の奥深くに入り 込んでいくようなイメージがあるでしょう。でも実は、 どんどん引いて離れていくことだと思うのです」。コン テンポラリーアートの出現状況も同様と指摘。なるほど。
<ながほり> : 2つ星シェフが
ご主人中村さんの顔を見にぶらっと。たまたま来日中の <パトリック・ジェフロワ>の隣に。魚の活締めや肝醤 油に好奇心旺盛。ブルターニュにいくなら彼の店に。東 京ミシュランも情報の無い人の為。有る人は己の基準で。
ゴマ相場暴騰 : もうどうにも止まらない
食品原料高騰のニュースが連日報じられている。バイオ 燃料、中国の大消費国への変貌、トルコの大干魃の要因 からゴマ相場は暴騰という表現の次元を越えて世界中の 原産地が連鎖爆発の急上昇。もぉうぉどぉうぉにぃもぉ。
<ろあん松田> : 蕎麦ひとそろえ
氷上郡の茅葺きの時代にいったのはもう20年も前か。 ゴマ栽培で丹波に足を運びながらタイミング悪くやっと 再訪が叶った。どんな蕎麦屋もそれぞれの楽しみがある。 技、しつらえ、蕎麦への愛、ご夫婦ともええ顔してはる。
<丹波 花の木> : オーベルジュ
ご主人から「ごまの栽培がしたいんやけど」のアクセス に早速出かける。フレンチ修行の後、地元に戻ってオー プン。周辺農家メンバーの情報発信基地にもなっている 様子。シェフと黒豆農家の方々は黒ゴマ栽培に興味津々。  
鶴瓶のらくだ : 松竹座
鶴瓶が落語に取り組み始めてわずか6年。芸の成長を同 時代的にみられることはラッキー。鶴瓶は噺だけで人を 笑かす希有な天才やから、今回の葬式演出は無用。「ら くだ」のオチは原本より鶴瓶案の方があほらしいてええ。  
『でっちあげ』 : 福田ますみ 著
<福岡「殺人教師」事件の真相>。マスコミ暴力の怖さ の実例。一流のジャーナリスト数名が実名で書かれてい るがその圧倒的な暴力性からすれば社会的な制裁が甘い。 食品業界でも視点を欠いた見識のない告発報道が猛威を。 &nbs
『らも』 : 中島美代子 著
泥酔で階段から落っこちて死んだ中島らもの奥さんによ るラフな回想録。(日航裏Kの階段もきついからいつも 他人事とは思われへん)。新聞の<明るい悩み相談室> をトイレで読むのを楽しみにしていた時代がありました。
<きうち> : 蕎麦切り
若いご主人だが修行20年。入り口の蕎麦打ち場で土曜 日は蕎麦打ち教室も。5種類の蕎麦をうちわけて用意。 最近の細切り技自慢志向に反対。ちゃんと蕎麦の味と香 りを楽しみたいんならマッチ棒の太さがいる、との主張。