<蟻が木に登るのは大洪水の前兆>とか防災に関する民 間の言い伝えを総務省がHPで紹介。伝承といえば<胡 麻の疣取り>は名古屋できいた。地球温暖化で洪水が予 想される地域の赤ん坊はみずかきが分厚いんやそうです。
たぬきの金の玉
窯だしで信楽へ。この工房には年代ものの苔むした狸が ごろごろ。『八相縁喜』が人気の素。笠、目、顔、腹、 尾、喰うに困らぬ徳利、信用の通(帳面)、そして金運 をもたらす金の玉。でかい玉袋狸を一匹大阪へ拉致連行。  
白秋の童謡
詩人三木卓の『北原白秋』。童謡にまたびっくり。「母 さん、帰らぬ、さびしいな。金魚一匹突き殺す」「猿の 尻は真赤いな、牛蒡焼いておつつけろ」。マザーグース を翻訳したのも白秋。悪や醜の実用的な次元を越えてる。
<いらち>の血
一皿目の用意にもうちょっとかかる、いやお客さんがイ ライラしはる、とにかくすぐ出せ。『世沙弥』厨房でい つも始まる騒動。東京は30分まで待てる率が12%、 大阪人は3%。10分以内が限度。いらちは大阪人の血。
100年胡麻屋、100年先へ
老舗の語源は<仕似す>。まねることやそうです。<伝 統は革新>のキャッチフレーズの方がかっこええし、実 際同じことしてても停滞。イコール没落の図式。そう考 えてきたけど、仕似す作業も見直す価値あり。百年先へ。
大笑いして夏風邪をもらいけり 一計
『ショック塾』。衝撃的な俳句と食句のひっかけ。指導 するでもなく月1回言いたい放題の勝手気まま。それ以 上に会員の過激発言や妄想珍解釈も盛り沢山。なんやか んやでもう何年?「明け易く持ち重りする犬の糞」玉庵。
『サライ』厳選美味カタログ
<夏の「旨いもの」取り寄せ帖>に和田萬の胡麻が掲載。 前のページにあれっ『阿蘇天然アイス』。有機の黒ごま ペーストを原料にこの夏新作ができたばっかり。搾りた ての牛乳に搾り立ての黒胡麻で新鮮濃厚、舌がふるふる。 
カメラは本性剥き出しに
歌仙仲間のカメラマン・福澤博兄ぃのスタジオで肖像写 真を撮ってもらう。ずるい顔、傲慢で慇懃、ドスケベ。 次々と嫌な本性が暴き出されて、ああカメラはこわいこ わい。眼は力。眼力は口以上にものゆうから気ぃつけよ。  
信楽で穴窯
毎年1回この時期に水谷健悟さんが窯を焚く。4昼夜焼 き続けるので助っ人。陶芸を趣味でやっててもこんな経 験はそうできるもんやない。開始後100時間苦しんで 1280度。歓声と雄叫び。雷を飲んで火を吐く夏の窯。
全国胡麻加工組合総会in三朝温泉
おおよそこの類の総会は、はいしゃんしゃんの懇親会で すけど最近の食品業界はコンプライアンスやなんのかの 検討課題山積みの真面目真面目。温泉きても風呂もゆっ くりはいられまへん。依山楼岩崎は昭和天皇お泊りの宿。