第3回OK句会 @世沙弥 美術系の作家、キュレーター、コレクターの 俳句初心者限定句会。 いいだしっぺの顔がひろくて、 連衆は毎回半数がいれかわっての3回め。 40年ぐらい前は、様々なジャンルがもっと近かった。 演劇も美
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】07・16〜07・20
7・20 やわらかき豚肉いろの七月よ : 阿部青鞋 〜〜茶美豚のチャーミング味 7・19 何もわかっていない男と水を飲む蒼くふるえるこの星の皮膚 : 東直子 〜〜鈍感がうっちゃり
【 タイム食句】07・11〜07・15
7・15 淀河の底の深きに鮎の子の 鵜といふ鳥に背中食はれてきりきりめく 可憐(いとを)しや : 梁塵秘抄 〜〜遊女らの手づかみされて身もだえて 7・14 鬱々と愛されし日の心太 :
【 タイム食句】07・06〜07・10
7・10 京都駅下車迷はずに鱧の皮 : 川崎展宏 〜〜温めしもええけどやはり酒 7・9 だえきけつえきふんにょうまじりてわたしたち夜の川なりまだここにいる : 野口あや子 〜〜はし
・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜
食句塾 兼題 : <缶> <際> 席題 : <深爪> ・ひまわりを喰い出す深爪のゴッホ : 主水 ゴッホなら、食べそう。 ゴッホなら、深爪しそう。 ・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜 そんなもんかなぁ。そんな感じ、た
【 タイム食句】07・01〜07・05
7・5 高校生カップルの削るロングパフェに隠れ給える誕生釈迦像 : 笹公人 〜〜対面し微笑をかわす喉仏 7・4 香水や不死身のごときバーのママ : 西村麒麟 〜〜悪魔祓いの小豆煮ており 7・
柄澤齊 ふたたび
柄澤齊。 ここにきて急に重なった。 発端は、5月玲瓏歌会での塚本邦雄特装版歌集の紹介。 1975年に塚本邦雄はデビューしたばかりの柄澤齊に惚れ込んで、 限定 60部で『香柏割礼』を出版。 塚本の趣味版であって、ほとんどひ
【 タイム食句】06・21〜06・25
6・25 嘘泣きの涙をためてエヴィアンは2番ホームのキオスクに立つ : 魚村晋太郎 〜〜窓際の手振り口パク 早く出ろ 6・24 玉葱を切っても切っても青い鳥 : 小野裕三 〜〜ホールで蒸せばホタル
【 タイム食句】06・16〜06・20
6・20 ごはんつぶつけて寝る人夏の雨 : 吉田成子 〜〜ゲリラ豪雨で茶漬けおかわり 6・19 かけがえのないものみたいなふりさせて食卓の上転がすレモン : 陣崎草子 〜〜ほら獲れよエアー手渡し
【 タイム食句】06・11〜06・15
6・15 舌も胃も失くしたのちも人は人 樹洞ゆたかに開くみたいに : 田中ましろ 〜〜象皮病かくしとおして梅雨の象 6・14 真青な中より実梅落ちにけり : 藤田湘子 〜〜光と風に陵辱されて