三島由紀夫が自決したのは、昭和45年。 すでに42年。 その文体は2012年の時代を表現することはできません。 それは当然で、そのことで三島が現代での存在価値を 失ったことにはなりません。 泉鏡花、折口信夫の流れで三島を
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現代アート小説『道化師の蝶』
デュシャンが小便器を<泉>のタイトルで アンデパンダン展に出品したのが30歳。 興味の対象は言葉にもあって、 32歳のときには、言語実験で 意味と記号に関する研究をしたり、 駄洒落の本もだしています。 1920年のことで
『共喰い』の義手
文字を読む。 文学ではありません、文字とおり文字です。 短歌、広告、落書き。 エッセイ、ツイッター、ノンフィクション。 小説というジャンルはいつのまにか 後に後に。 紅白が老人のための流行歌チェックとすれば、 芥川賞もそ
『芸術の蒐集』に大興奮
『芸術の蒐集』 書いたのは、ウンベルト・エーコ。 ショーン・コネリー主演で映画にもなった『薔薇の名前』で 有名になった哲学者。 とんでもない本です。 『美の歴史』『醜の歴史』の三部作ですが、 このおもろさは、順をおって美