浪花花形歌舞伎の片岡愛之助。<夏祭浪花鏡>の団七が 評判やけどたまたまもろたチケットが<敵討天下茶屋聚>。 これも堂々の敵役。和事はなんやしんきくさいから上方 でも女形より立役で大化け期待の役者がでてきて嬉しい。

東京の新しい飲食ゾーンは大阪勢が目立ってる。美味し いもんは上方から江戸へ運ばれたから<下りもん>。お いしなかったら下る価値あれへんさかい<下らない>。 ようゆうたもんや。せやけどほんまに下る価値ある店か?

『大人組』<おすすめの味「この逸品」>に和田萬を紹 介してくれたんは高田志郎さん。菓子業界の先輩やけど それより武者小路千家の茶の先生でもある粋人。カネば っかりかかるお茶やのうて気楽にやったはんのがエライ。

羽田空港限定キハチの黒胡麻ロールをお土産にU女史が 来てくれはった。健食業界では新素材開発のベテラン。 地位も名誉もあるのにあっさり退社、4月から大学で研 究生活に。えらい馬力や。<女の一生>も変わりました。

息のんでまうほど綺麗な箱が135も載ってる『箱のデ ザイン』。著者ガロフェ「よくできたパッケージはエキ サイティングな旅に連れていってくれる。条件はひとつ。 好奇心をくすぐり、夢を見せる力を持っていること。」

胡麻は元から強い植物やから栽培するのに農薬はいらん。 とはゆうもんのアブラムシが難儀や、どないしたらええ? 意外や意外<牛乳>。牛乳の膜がアブラムシの呼吸器官 ふさいで窒息させるそうや。ある晴れた日の朝が効果的。

『カウンターから日本が見える』伊藤洋一。板前割烹ス タイルは日本にしかないやろ、という切り口からの文化 論。せやけどビストロやパブはあるし。ともあれ<デビ ッド・セニア>のカウンターフレンチは食の快楽でっせ。

ぼぉっとブリジッド・フォンテーヌ聴いてる。<ラジオ のように>の2曲目、9曲目が<TANKA>。ぬぬっ。 こりゃなんじゃ。学生時代に一番打ちのめされたアルバ ムやったのに今の今まで<短歌>て気ぃつけへんかった。

『世界の日本人ジョーク集』早坂隆。『必笑小咄のテク ニック』米原万里。こういう類のジョークをさぞうまい タイミングでかますビジネスマンがパーティには必ずお りまんねん。その得意満面がうっとおしいて、かなんわ。

泡盛『どなん』をしこたま飲んだ。与那国島の60度の 酒。ウォッカ、ラムが元来好みなもんでこれは気に入っ た。一発カッとくるとあとはぐいぐい。胡麻のおかげで 二日酔いはせえへんけど翌日の夕方まで火照ったまんま。