~~ 用事がなければどこへも行ってはいけない と云うわけはない。なんにも用事がないけれど、 汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。~~ 内田百閒。 阿房列車の有名な書き出しです。 永井荷風や、ましてや薄田泣菫を読みたくな
カテゴリー: セサミ日記
この連中は下衆だ。
阪急インターナショナルやリッツカールトンの メニュー偽装の問題がさわがれています。 経営者サイドのコメントで、 偽装ではなく誤表示だった、 と会見しています。 これで、この系列グループの料理に対する 愛情の無さが露呈して
平安時代の将棋の駒『酔象』
平安時代の将棋の駒『酔象』が興福寺で見つかった。 どんな動きをするんでしょう? 『桂馬』の他にもっといろいろ <眠兎>とか<跳亀>とかあったのでは?
片岡愛之助の連獅子
片岡愛之助の松竹座。 油地獄、殺しの凄味には本がやや弱い。 連獅子が見どころ。 上方舞・楳茂都流家元の<時分の花>が 雅であり逞しくもあり。 子獅子、吉太朗がいい。 連獅子といえば、 勘三郎と息子二人の 連獅子をおもいだ
【タイム食句】 10・16~10・20
10・20 厨子王の姉の安寿のかなしみをぎんなんあぶる香にぞ思ひし : 高野公彦 ~~いちょう大樹忍び音もらす翡翠の実 10・19 月夜、あるだけの米をとぐ : 山頭火 ~~
響き合う仕掛け。空間。
響き合う仕掛け。 空間、場。 利休は唐物から朝鮮の雑器に眼をつけた。 野の竹を切ってきた。 広間から狭い茶室へ。 モノとモノがおのずから響き合ってくる。 そのおののきを感じとる空間をしつらえたのです。 時間の尺度がのびち
まぐろのボッタルガ
からすみはうまい、が高い。 割烹の御主人で、この時期自分でつくるという方は ちょくちょくおられますね。 先日、黒門市場をのぞいたときに、店頭にずらり からすみの宝塚大劇場陳列には、昂奮しました。 知りあいのかたが、 今度
ざくろが爆ぜる
ざくろをもらう。 甥っ子がトルコからきのう持ち帰ってきたおみやげ。 10年ほど前には毎年トルコに通っていた。 季節は10月。 地中海沿岸にゴマの実が熟るとき。 それは、ざくろの爆ぜる季でもありました。 真っ赤なざくろジュ
『ええから加減』の田村孝裕
『ええから加減』の舞台。 藤山直美と高畑淳子の 漫才コンビの芸道もの。 大阪の漫才は半分はおきゃくさんが つくって育ててくれたもんや。 そのとおりに客席がふいて、わいて、うねって もりあがってくる、こんころもち爽快のええ
【タイム食句】 10・11~10・15
10・15 襲名は熟柿のごとく団十郎 : 筑紫磐井 ~~まねきの板の裏返されて 10・14 みっしりと林檎をつけし宇宙樹の香にさそわれて昇りゆくなり : 松川洋子 ~~のどぼと