『フェアウェル』。ソ連崩壊の一因となった現実のスパイ事件。 組織対組織の知的スペクタクルか、組織の冷徹な論理に翻弄される 個人の悲哀、なんてとこを予想する。ところが、現実のスパイは 人間味あふれる父親のせつない衝動から生
カテゴリー: セサミ日記
『豪火』の豪快な中華
いい名前だ。近くに『汗笑』というごく普通の中華屋さんが あった。この名前も気に入っていたけど、いつのまにか消えた。 こぶし大の巨大な塊がゴロリ。これが名物の<酢豚>。 <香港ビーフン> 鱧やエンドウ豆、パクチーなどがどさ
そばつゆに味醂をいれるわけ
味醂はデキストリンをふくんでいる。 これは粘着力があり、糊の働きがある。 だから、蕎麦をたぐったとき、 つゆがからみやすくなる。 『そばもん』3巻、4巻まででてます。 粗挽きなど流行の蕎麦に対抗する 江戸前老舗派の主張も
<バカボンのパパのトランクス>は、なかった
梅田ロフトに『バカボンショップ』。 バカボンのパパのよだれかけがあったけど、 それをつけるほどボケてへんし。 トランクスでほしかったけど、ウナギイヌと レレレのおじさんの2種類しかなかった。 当然、レレレのおじさんパンツ
鉄錆のようであり、夕焼けのようであり
『悪人』。 悪は静かにいきをひそめて心に隠れているもの。 気がついている。いない。いないふり。かくす。わざとさらす。 弱さ、やさしさ、おびえ。芽をだし、人目にふれたときに それは悪と糾弾される。 現代人の孤独の鍵となるメ
<麦代餅>は、なかなかセクシー
京都の食友の手みやげ。 桂離宮そばの有名な茶店のもの。 ゆうても、農作業の途中でたべた、という 素朴なおやつ。 餅の触感がやわらかく、粒あんの野趣もうれしい。 ちょっとおおぶりで、むちゅ、とほおばって 三個ペロンチョ。
エコノミー症候群がこわい
ゴマの産地であるトルコや南米に出張することがある。 時にはアフリカへも。しかし、ここんとこ、足の血行が悪くて ビッコ気味。以前はエコノミー症候群て、金欠病のことかと いうぐらい関心がなかったが。 時差は免疫にも悪影響があ
バーテンダー出身の『カモシヤ・クスモト』
『料理屋の主人が作る酒の肴』に楠本氏のレシピ。 シャープな感覚で、どこの店かとみたら大阪の福島。 カモシヤとは醸す、すなわち醸造酒専門のお店をいう意味。 ワイン・日本酒が料理にあわせて、というのが売りもの。 バーテンダー
『みや玄』は”にしん蕎麦”をえらべ
<お好みそば三昧>で3種類の蕎麦がえらべる。 やまかけ・にしん・鴨汁 おおかたのにしんの煮付けは甘辛く、その濃さが また蕎麦とあうんやけど、ここのにしんは下卑た ところがなく、風雅。さすが『かが万』系列。 もう一点、鴨
<ダッチワイフ>の似せ方
『日本人だけが知らない 日本人のうわさ』にある <不気味の谷>現象という心理の解説がおもろい。 人形でもロボットでもあまりに人間に似すぎると、 かわいらしいという思いが消え、怖いと感じるようになる。 そのために<不気味の